NGT事件につき、第三者委員会報告書、マスコミ記事、メンバー達の発言、法人の登記簿謄本、弁護士の見解等々に基づき、検証可能な範囲で確かに言えることを整理。未だに撒き散らされ続けるデマ・ガセに対抗します。


吉成 夏子(よしなり なつこ)は、NGT48暴行事件当時、AKSの代表取締役社長にして100%株主であった、会社経営者。
AKSが改名したヴァーナロッサム(Vernalossom)でも、代表取締役であり、(おそらく※)100%株主である。
ゲーム会社、AKBグループ会社の代表取締役・取締役を歴任している。
※株式の譲渡があったといった発表は無いため「おそらく今も100%株主」と思われるが、株主の構成につき公表や公開がなされたわけではないため、2022年4月現在、100%株主としての地位については、厳密には推測の域に留まる。

事件の前後の時期、タイ王国に住所があった(臨時株主総会招集ご通知(株式会社ケイブ、2019年4月10日)、および登記簿謄本)。
吉成の住所は登記されていて誰でも知る事はできるが、個人情報保護の観点から、当ウィキサイトでは国名以外は記述しない。

役職歴

略歴表

会社分類役職在任期間
ゲーム(株)サクセス取締役2007年8月9日〜2008年9月12日
京楽G(株)リイカ代表取締役2011年8月1日〜2017年1月5日
京楽G(株)KYORAKU吉本(※1)代表取締役2013年7月3日〜2014年3月31日
AKBG(株)AKS代表取締役2014年1月29日〜(会社改名後も重任)
京楽G(株)クロスゲート代表取締役2014年4月1日〜2017年1月5日
AKBG(株)STU取締役2017年6月21日〜2019年6月18日
芸能※2(株)ノース・リバー取締役2018年1月31日〜2019年1月30日
AKBG(株)ゼスト取締役2019年3月1日〜2020年8月12日
AKBG(株)ヴィジュアルノーツ取締役2019年6月30日〜2020年3月31日
ゲーム(株)capable社外取締役2021年12月17日〜

ゲーム…ゲーム会社、京楽G…京楽グループ企業、AKBG…AKBグループ企業
※1…KYORAKU吉本.ホールディングス株式会社
※2…AKBGと坂道関連の事業を行う会社(エケペディアのページ

あくまで当サイト管理人が調査した範囲で判明したものであり、他にも役職を務めていた、あるいは務めているという事も有り得る。

他に、就任年は2022年5月現在不明であるが、株式会社玄武の代表取締役を務めていることが分かっている(【株式会社玄武】の採用サイト)。
同姓同名の別人ではないかとも考えたが、吉成夏子と共に、株式会社AKSで監査役を、株式会社ケイブで代表取締役を務めている(代表メッセージ | 会社情報 | 株式会社ケイブ会社概要 | 会社情報 | 株式会社ケイブ)秋田英好が、株式会社玄武でも取締役を務めているため、間違いないと思われる(秋田英好|STARTUP DB(スタートアップデータベース))。

年表

後述するが、吉成夏子のプロフィールや顔写真は公表されておらず、経歴の大半はまとまった形では公開されたことがない。

本節では、会社法人の登記簿謄本(閉鎖事項全部証明書、履歴事項全部証明書)、上場企業の発表、信頼できるマスコミの情報の、入手できている範囲に基づき、吉成夏子の経歴の一部に光をあてる。
NGT48暴行事件の事件対応については、後節で述べる。
  • 2007年8月9日、株式会社サクセス(会社公式サイト)の取締役に就任(同社の代表取締役吉成賄了瓩反道劼任△襪隼愿Δ垢詛淆里發△襪クロスチェック未了)。【1】
  • 2008年9月12日:株式会社サクセスの取締役を辞任。【1】
  • 2011年8月1日:株式会社リイカ(会社公式サイト)の設立、初代代表取締役に就任。【2】
  • (2011年:パチンコメーカー京楽産業が、株式会社AKSに資本参加)(スポニチ2020年1月20日)。
  • 2012年12月1日:株式会社AKSの取締役に就任【3】
  • 2013年7月3日:KYORAKU吉本.ホールディングス株式会社の代表取締役に就任【8】
  • 2014年1月29日:株式会社AKSの代表取締役に就任【3】
  • 2014年3月31日:KYORAKU吉本.ホールディングス株式会社の代表取締役を退任【8】
  • 2014年6月30日:共同で代表取締役を務めていた窪田康志の辞任に伴い、株式会社AKSの単独代表取締役となる。【3】
    • この時、吉成夏子は株式会社AKSの株式も100%保有、吉成夏子ワンマン体制が始まった(100%株式取得が1月から6月までのいずれの時期であるか不詳:スポニチ2020年1月20日)。
  • 2014年4月1日:株式会社クロスゲートの代表取締役に就任。【4】
  • 2017年1月5日:株式会社クロスゲートの代表取締役を辞任。【4】
  • 2017年1月5日:株式会社リイカの代表取締役を辞任。【2】
  • (2017年7月3日:株式会社クロスゲートが、株式会社リイカに合併され解散。吉成夏子辞任後の出来事。吉成夏子に関連があるかは不明。)【2】【4】
  • 2017年6月21日:株式会社STUの取締役に就任【5】
  • 2018年X月X日:代表取締役 吉成夏子の住所登記、タイ王国某所に変更
  • 2018年1月31日:株式会社ノース・リバーの取締役に就任【9】
  • 2019年:NGT48暴行事件(2018年12月8日発生、2019年1月8日露見)に対応。不可解かつ乱暴な対応が猛烈な批判を呼ぶ。(下の節で後述)
  • 2019年1月30日:株式会社ノース・リバーの取締役を退任【9】
  • 2019年3月1日:株式会社SKE(ゼスト)の取締役に就任【6】
  • 2019年6月18日:株式会社STUの取締役を退任【5】
  • 2019年6月30日:株式会社ヴィジュアルノーツの取締役に就任【10】
  • 2020年3月31日:株式会社ヴィジュアルノーツの取締役を辞任【10】
  • 2020年4月1日:株式会社AKSは株式会社Vernalossom(ヴァーナロッサム)に社名変更。代表取締役は引き続き吉成夏子。【7】
  • 2020年8月12日:株式会社SKE(ゼスト)の取締役を辞任【6】
  • 2021年12月17日、株式会社ケイブの連結子会社である株式会社 capable の社外取締役に就任(株式会社ケイブ2021年12月17日(PDF))。

株式会社リイカと株式会社クロスゲートは、いずれもパチンコメーカー京楽のグループ企業であるり、吉成夏子は京楽グループ出身ということになる(東洋経済2019/04/06)。
パチンコメーカー京楽産業は2011年からAKSに資本参加した(スポニチ2020年1月20日)。
スポニチ(スポーツニッポン)はスポーツ紙ということで、単独で「信頼できる出典」と言えるか微妙な問題を孕むが、スポニチはAKSに好意的な媒体であり(スポニチ写メ会デマ)、AKSから訴えられるリスクのある誤った情報を、単純な事実レベルで誤記するとは考え難いため、出資した主体・対象・時期については信用できると判断している。
  • 出典
    • 【1】株式会社サクセスの閉鎖事項全部証明書(東京法務局 品川出張所)
    • 【2】株式会社リイカの閉鎖事項全部証明書記載(東京法務局 新宿出張所)
    • 【3】株式会社Vernalossom(旧AKS)の閉鎖事項全部証明書(東京法務局)
      • AKSは本店の移転を数年の間に繰り返しており(港区→江東区→千代田区)、吉成夏子就任時期は千代田区。当該時期の閉鎖事項全部証明書は東京法務局管轄である。
    • 【4】株式会社クロスゲートの閉鎖事項全部証明書(東京法務局 新宿出張所)
    • 【5】株式会社STUの履歴事項全部証明書(広島法務局)
    • 【6】株式会社ゼスト(旧SKE)の履歴事項全部証明書(東京法務局 港出張所)
    • 【7】株式会社Vernalossom(旧AKS)の履歴事項全部証明書(東京法務局)
    • 【8】KYORAKU吉本.ホールディングス株式会社の閉鎖事項全部証明書(東京法務局 新宿出張所)
    • 【9】株式会社ノース・リバーの履歴事項全部証明書(東京法務局)
    • 【10】株式会社ヴィジュアルノーツの閉鎖事項全部証明書(東京法務局)

兼任期間と海外移住

上記の通り、吉成夏子は、2014年から2017年にかけて、
  • 株式会社リイカ
  • 株式会社AKS
  • 株式会社クロスゲート
上記3社の代表取締役を兼務。株式会社STU、株式会社ゼスト(旧名SKE)の、取締役も兼務していた。
2018年には株式会社ノース・リバーの取締役を、2019年には株式会社ヴィジュアルノーツの取締役も兼務。

AKSについては100%株主かつ代表取締役というワンマン体制をとっていた(株主は非公開であるが、2022年4月現在もヴァーナロッサムで同様にワンマン体制をとっていると思われる)。

2018年半ば以降は、吉成夏子の生活拠点はタイ王国に移り、日本を離れている事も多かった。

したがって、2014年の社長就任以後一貫して、吉成夏子はAKSの国内事業だけに注力できる状況では無かった。

権限を分掌しない兼任ワンマン

吉成夏子は華麗な会社役員の経歴の持ち主だが、それは必ずしも有能さを示すものではない。

取締役職の複数兼任という重責にもかかわらず、NGT48暴行事件が問題になった初期当時(2018年12月〜2019年1月頃)、
  • (AKBGメンバーの契約)解除を含む専属契約に関する事項は、代表取締役の権限とされているのであるから、支配人が単独で判断できることではない
  • AKSの職制上、支配人に対する指揮監督が、誰によってなされるのか(仮に取締役だとして誰なのかなど)は定められていなかった
など(いずれも第三者委員会報告書から引用)、AKSでは取締役や支配人との、権限の分掌が不明瞭であった。

このように複数他社の代表取締役職・取締役職を兼任し、ワンマン社長であった状態で、吉成夏子はタイに住所を移した。
日本に残され各AKBグループの運営を行っている支配人達(事件当時のNGT48では今村悦朗)は、AKS取締役では無い上に、AKSのどの取締役が支配人達の指揮監督を行うのかも定められていなかった。

有事でなくとも、ガバナンスに疑問のある体制であったと言える。
そのような体制を4年半構築・維持していたのは、代表取締役である吉成夏子である。

吉成夏子がAKS代表取締役に就任した2014年以降、AKB48は、CD売上など、各種指標で衰退していた(後述)。

AKS社長

社長にして100%株主

事件当時、吉成夏子はAKS代表取締役であり、株式会社AKSの株式を100%保有していた(「子会社株式の一部譲渡に関するお知らせ」株式会社KeyHolder2018年12月27日)。
オーナーにして代表取締役、つまり誰も止める事のできないAKSの絶対権力者であった。
2022年4月現在も、AKSから改名されたヴァーナロッサムの代表取締役である(株式が譲渡されたという発表や報道は無いため、2022年4月現在もなお、ヴァーナロッサムの100%株主であると推測される)。
  • 2012年12月1日、AKS取締役に就任(閉鎖事項全部証明書)。
  • 2014年1月29日、AKS代表取締役に就任(閉鎖事項全部証明書)。
  • 2014年6月30日に、創業者の一人であった窪田康志が代表取締役から退いてから(閉鎖事項全部証明書、およびメンズサイゾー2014年07月27日)、吉成夏子は単独でAKSの代表取締役を2020年3月まで務めた(閉鎖事項全部証明書および履歴事項全部証明書)。
  • 2020年4月以降は、AKSを改名し引き継いだヴァーナロッサムの代表取締役となっている。
吉成夏子が2014年に突然現れAKSの全株式を取得した際、どのような経緯からそのような巨額の資金が一気に動く事になったのかは、不明である。

家族関係といった人間関係による資金があった、との説があるが(ほぼ事実であるかのように語られている)、当サイトでは確たる情報源(会社発表やマスコミ発表記事など)が未確認である。
AKS(および、改名後のヴァーナロッサム)は上場企業では無い事もあり、出て来る情報は極めて限られている。

また、2021年夏まで、ヴァーナロッサムのウェブサイトは、スカスカであった。「社名」と「住所(日本語だけ)」のみであり、電話番号もFAX番号もEメールアドレスも無く、まるで連絡して欲しく無い会社かのようですらあった。
2022年4月現在、ヴァーナロッサムのウェブサイトは改善されているものの、社長プロフィール・社長挨拶が無いのは相変わらずである。

AKBグループ運営企業の取締役

吉成夏子はAKSの代表取締役を務めつつ、グループ企業の取締役も務めた事がある。
株式会社STU2017年6月21日〜2019年6月18日退任
株式会社ゼスト(SKE48運営)2019年3月1日〜2020年8月12日辞任
KYORAKU吉本.ホールディングス株式会社(NMB48運営)※2013年7月3日〜2014年3月31日
※代表取締役。なお、NMB48運営はその後、AKSに移り(2016年)、2019年6月に再びKYORAKU吉本.ホールディングス株式会社に移った。

秋元康との関係

一般のイメージに反し、秋元康は事件当時、AKSの代表取締役どころか取締役ですら無く、さらには社員でも無く、AKSと業務委託契約を結ぶ身分であった。
AKSの最高責任者にしてオーナーは吉成夏子であり、秋元康は「クリエイティブを担当」するだけの存在となっていた。
その事が、秋元康の責任を問う際にも論点となる。

秋元康と近い指原莉乃さんは、2019年5月5日のワイドナショーで、
会社側がすべて勝手に動いてしまって本来相談すべき秋元さんに相談も報告もせずにNGTの今後の動きなどを先に発表してしまっていたり。ある瞬間にトップが変わった瞬間から秋元さんがクリエイティブだけのプロデューサーになっていたので、それを真帆ちゃんに唯一、間に入って話せる人がいるんですけど、その人が話していて、その人づてに秋元さんが励ましの声をかけていたって聞いています(スポーツ報知2019年5月5日
と述べ、
  • 秋元康がAKSの運営から相談もされない体制になっていること
  • 秋元康が「クリエイティブだけのプロデューサー」になっていること
  • 秋元康と山口真帆さんとの間には、間接的ながら交信があったこと(これは太陽は何度でもの作詞に結実している)
といった情況を明らかにしていた(他媒体記事:モデルプレス2019.05.05マイナビ2019/05/05しらべぇ2019/05/05)。
ただしあくまで、指原さんによると、という留保はつく。

詳細は秋元康を参照。

経営実績(於AKS)

2014年7月1日以降、吉成夏子は株式会社AKSの単独代表取締役を務めた。
本節ではその間の実績につき、様々な指標での評価を試みる。

NMB48はAKS傘下から離れた時期もあったため、AKB48、SKE48、HKT48、NGT48、合わせて4グループの数字で測る。
CD売上枚数は、「アーティスト別シングル/アルバム売上データ補完 @ ウィキ」での数値による(2022年3月2日参照時点)。 また、日本国内市場全体のCD売上は、一般社団法人 日本レコード協会 音楽ソフト 種類別生産数量推移に拠る。

下記グラフは、
  1. AKB48・SKE48・HKT48・NGT48のCD売上枚数の変遷
  2. 同4グループのメンバー数
である。
図の通り、吉成夏子が単独代表取締役となった2014年に、AKBGのCD売上は頭打ちとなった。
メンバー数のピークを迎えたのは2019年上半期であるため、AKSは、人件費は増加し続ける一方で、CD売上は減少していたという事になる。


CD自体が売上を減らし、市場規模が縮小していることは念頭に置く必要はある。
(出店:一般社団法人 日本レコード協会 音楽ソフト 種類別生産数量推移
シングルアルバム
2006年65,861222,698
2010年50,503155,929
2014年55,428114,925
2018年48,55388,652
2020年32,61371,293
しかしAKSは、売上のみならず、CD国内シェアでも頭打ちとなっていた。

2018年には握手会を強化して一時持ち直したかに見えたが、NGT48暴行事件が露見した2019年以降、AKSのCD売上・CDシェアは、激減した。
  • 2020年の売上に関しては、コロナ禍の影響を考慮する必要がある。
  • SKE48は2019年に運営がAKSからゼストに移っており、吉成夏子の支配下から離れている。

もちろん、AKBGはCD売上だけが業績を示すわけではない。
スポンサーとの広告契約、劇場公演(スポーツ報知2019年7月10日)、各種配信などからも収益を得ている。

しかしながら吉成夏子が単独代表取締役になった2014年以降、AKBGの上昇が止まり、むしろ停滞したとみえる数値が出ているのは事実である。
CDを重視していた音楽業界に適応して成功したはずのAKBGは、吉成夏子が単独社長に就任して以降、得意とするCDでも、売上とシェアは漸減していた。

AKS社長就任前の経歴

吉成夏子の個人としての経歴は殆ど公開されていない。
法人登記簿謄本を通じて取締役としての経歴を追う他、辛うじて見つかる経歴が以下となる。

パチンコメーカー京楽

吉成夏子は「パチンコメーカーの京楽産業.グループ出身」である(東洋経済2019/04/06)。
その事は2019年3月22日に行われた第三者委員会報告書説明会(記者会見)においても、竹内記者(出典は片仮名表記であるが、東洋経済の上記記事に「竹内 一晴」の署名があるため、同一人物と推測し漢字表記とする)が吉成の出身母体を「吉成さんは京楽産業さんですよね、パチンコメーカーの」と、AKS取締役(肩書当時)松村匠に確認し、松村は一言も否定していない(認めている、として良いだろう。出典:THE PAGE「NGT48暴行事件 第三者委報告を説明(全文2)」2019/3/22)。

だが上記の株式会社ケイブ発表の経歴説明には、なぜか「パチンコメーカー」「京楽」の記述が無い。

山口真帆さんに非好意的であり(スポニチ写メ会デマを参照)、この記事でも吉成夏子に好意的なスポニチが、
>11年にパチンコメーカー京楽産業が資本参加し、その京楽出身の吉成夏子氏が、14年から代表取締役社長に就任し、同社の株式も100%保有した(強調マーク引用者、スポニチ2020年1月20日)。
と報道しており、「吉成夏子がパチンコメーカー京楽出身」である事は隠されてはいないはずであるが、上記のケイブ発表の経歴説明にその経歴が述べられていない理由は分からない。

ゲーム会社の取締役

  • 2007年8月9日〜2008年9月12日:株式会社サクセスの取締役
  • 2011年8月1日〜2017年1月5日:株式会社リイカの取締役
  • 2014年4月1日〜2017年1月5日:株式会社クロスゲートの代表取締役
  • 2021年12月17日〜株式会社 capable の社外役員に就任

吉成夏子が代表取締役を務めていた株式会社リイカは、京楽のグループ会社である(KYORAKU公式ページ)。
同じく吉成が代表取締役を務めていた株式会社クロスゲートは、2017年7月3日に、株式会社リイカに合併された(株式会社クロスゲートの企業情報(東京都新宿区)|全国法人情報データベース)。

>吉成夏子氏は国民的アイドルグループの運営をしている AKS の代表取締役でありますが、過去にゲーム開発会社である株式会社リイカの代表取締役を務め、在任中に累計 800 万ダウンロードを達成したアプリゲーム「Q」の制作・運営の指揮を執った実績があり、ゲーム業界についても精通しております。(引用元(PDF)「第三者割当による新株式及び新株予約権の発行並びに主要株主及び主要株主である筆頭株主の異動に関するお知らせ」株式会社ケイブ(2019年3月14日)アーカイブ

この「Q」については、ウィキペディアに記事がある(該当記事:Q (パズルゲーム))。
但し日本語版ウィキペディアの該当記事には、「吉成夏子」の名は無い。
単に書き漏らされているのか、あるいは特筆する必要が認められなかったのかは分からない。

2015年1月9日配信開始のゲームであり、吉成夏子が「制作・運営の指揮を執った」時期は、その前という事になる(リイカ、『Q』厳選されたユーザー考案の激ムズ問題「みんなのQ第三弾」を配信 「みんなのQ第四弾」も12月28日より配信 | gamebiz)。

2015年1月には、株式会社クロスゲート(同名企業が複数あるため注意)の代表取締役社長も務めていた事が分っている(実機アプリ「ぱちんこ よしもとタウン」PC/Android版が今冬リリース決定2015/01/20)。
この記事では
  • >株式会社クロスゲート(代表取締役社長:吉成夏子、本社:東京都新宿区西新宿2-7-1小田急第一生命ビル22F)は、京楽産業.株式会社(代表取締役社長:榎本善紀、本社:愛知県名古屋市天白区中砂町185)の新機種「ぱちんこよしもとタウン」の実機アプリを、Android版/PC版KYORAKUサプライズらんどでリリースする事が決定しました(強調マーク引用者、同上記事:4Gamer.net2015/01/20)。
としており、吉成夏子の「ゲーム会社」「パチンコメーカー京楽産業」の経歴が分り易い事業の一例となっている。
この事業は別報道では
  • >京楽産業.株式会社(代表取締役社長:榎本善紀、本社:愛知県名古屋市天白区中砂町185)は、スマートフォン&PC向けサービスサイト 「KYORAKUサプライズらんど」(コンテンツプロバイダー:グループ会社・株式会社クロスゲート)にて、サイトへ月額会員登録を行うことでプレイが可能となる新機種『ぱちんこ よしもとタウン』 実機アプリのAndroid版を、2015年2月18日(水)より先行して配信開始しました。(パチンコ業界ニュース2015/02/18
と報じられている。

すなわち、分かっている範囲の吉成夏子の経歴からは、「京楽グループの出身」と言える。

家族関係

株式会社サクセスの社長:吉成隆杜氏の令嬢であるとの説があるが、当サイトでは確証を得られる出典を見出せていない。
吉成夏子が、株式会社サクセスの取締役を2007年8月9日〜2008年9月12日の間務めている事は、同社の閉鎖謄本で分かるが、それ以上の情報はクロスチェック未了。

上記項目で名前の出ている榎本善紀社長と吉成夏子の人間関係もネットで様々に記述されているが、複数のパターンがあって情報が錯そうしており、信頼できる情報源が確認できていないため、現時点では当サイトにはいずれの説も記載しない。
なお、榎本善紀氏は、2011年7月28日から2014年1月29日までAKS取締役を務めてもいた(AKS閉鎖事項全部証明書より)。

経歴が「取締役」「代表取締役」までしか遡れない事も、吉成夏子がAKSの全株式取得時に突然巨額の金が動いたでああろう事も、「何らかの人間関係が無ければ為し得ないのでは」と思われるものであり、それが様々な憶測を呼ぶ素地となっている。

経歴だけでなく、顔が不鮮明な形でしか出ていない。
顔写真が限られた機会にしか出ない。
限られた例として、2016年8月2日のAKS社長·吉成夏子氏単独インタビュー:上海ChinaJoyや、2018年4月28日のタイ語でのニュースが挙げられる。

他に、江田五月元参議院議長による、2018年の「10月24日(3)、森ビル、AKB、夕食会」と題されたブログがある。
吉成夏子が上海で、江田五月元議長、沈志君総裁、寺田成昇海外事業部長らと会食していた様子の写真がアップされている(アーカイブ)。

この時、AKB48 Team SHからも21名のメンバーが実演を披露していた事が江田五月元議長により明らかにされている。江田氏は「AKB48中国」と書いているが、この時期には既に「AKB48 Team SH」の名称は公表済みであった。おそらくブログという半ば非公式な文章である事から、江田氏は正式名称ではない通称か何かを書いたと思われる。
江田五月元議長が何の肩書で何を目的に上海に赴いたかはブログでは分りにくいが(様々な出来事が詳細に書かれているため、おそらく意図して隠されている訳では無く、私的なブログという事で、単なる悪文と思われる)、初日には中国畫作品展の開幕式に出席しており、AKB48 Team SHのためだけに赴いたのではないと思われる(江田氏は公益財団法人日中友好会館 顧問を務めてもおり、現役議員時代から元々日中友好に熱心な政治家の一人である)。

「動く吉成夏子」として確認できる動画は、YOUTUBEのBNK48の紹介動画で3秒間ほどだけ登場する部分があるが(該当動画の2分52秒から、マイクを持った女性:เปิดเบื้องหลังกว่าจะได้สมาชิก BNK48 รุ่นที่ 1)、2019/11/05公開の動画であるが、撮影年月日は不詳)、その動画でも声は出て来ない。

即ち、2022年4月現在、吉成夏子の姿は、海外におけるものだけが判明している状態である。

自己顕示欲は薄いようである。
…と思わせておいて、情報公開された、2019年3月29日に吉成社長と新潟市とで行われた面談の記録においては、「面会時間(30分程度)のほとんどが吉成社長の発言」とされる中、「自分がこれまで歩んできた経歴の説明」を行っている(公開された文書)ため、自分の経歴を自慢したいのか隠したいのか不明である。

NGT48暴行事件に際して

表向き沈黙

絶対的権力者であるにもかかわらず、吉成夏子は事件について記者達の前では語る事は全く無かった。
記者会見が無かったのはもとより、取材を受けて記事にされた事すらゼロである。

2019年1月〜3月21日

2019年1月〜3月にかけて、表には出て来なかったが、今村悦朗を事実上左遷し、早川麻依子を新支配人に任ずるなど、代表取締役として権限は行使していた。
また、行政文書・情報公開でも示される通り、新潟県・新潟市には代表取締役吉成夏子名義で様々な文書を送っている。

第三者委員会に沈黙。記者会見には出ず

第三者委員会は、代表取締役吉成夏子が事件について何を考えどう行動したかについて、一切報告書に記載しておらず、吉成夏子に及び腰であったと思われる。
第三者委員会に対してAKSから支払われた報酬は4470万円である(金額は第三者委員会の報酬の相場から見て法外に高いとは言えない:詳細は第三者委員会を参照)。

第三者委員会報告書説明会(記者会見)には、松村匠(AKS取締役、以下肩書当時)、早川麻依子(NGT48支配人)、岡田剛(同副支配人)の3名が出席し、吉成夏子は出なかった。
出席した東洋経済の竹内記者からは松村匠に対し、
>やはりこういうときは社長、トップがやっぱり率先して指揮を執って危機に当たるというのがこういう危機対応というか、企業不祥事のある種定石というかセオリーだと思うんですけど、名前は松村さん、連名でいろいろ告知されると出てはきましたけども、今日もいらしていないですし、ちょっと非常に、社長が出てこない、しかもオーナーでもある、AKSイコール吉成さんということだと思うんですけれども、その方が出てこない中で、先週金曜日にはケイブという会社の筆頭株主に吉成さんがやられて、ニュースになっているわけなんですけども、対応の場で全然お顔が見えない方が、上場企業の株主に、お金をだいぶつぎ込んで筆頭株主に躍り出られるということが、非常になんか、不可思議というか理解に苦しむと思うんですけど、その辺りいかがですか、役員として。
>社長もこの場にいていただきたいというか、内々のフォローというよりは前面に出られたほうがいいんじゃないかなとは思うんですけれど(強調と着色は引用者、引用元:THE PAGE「NGT48暴行事件 第三者委報告を説明(全文2)」2019/3/22
と、当然かつ常識的な疑問が投げかけられたが、結局2022年4月現在まで、吉成夏子は表に出て来て記者の質問に応じた事は一度も無い。

2019年3月22日〜

2019年3月29日には、新潟県庁・新潟市役所を訪れている。

NGT48に関する情報公開請求を新潟市に対して実施した件 - Togetterも参照。

山口真帆さんに暴言

被害者である山口真帆さんには「不起訴だから事件じゃない」(←無論誤りである)「会社を攻撃する加害者」と言い放った(オリコン2019-04-21)。

2019年5月以降

表に出て来ない吉成夏子であるが、一部週刊誌は吉成夏子の陰での発言を何故か詳細に入手し何故か宣伝した。
その内容は数々の矛盾を孕むもので、大いに炎上した。
ツイッターではハッシュタグ「#吉成夏子よ今すぐaksの社長を辞任しろ」が生まれるなどしている。

2019年9月8日には、「犯人が繋がっていたのは山口真帆」と吉成夏子がNGT48メンバー保護者説明会で述べた事が報じられ、沢山の批判を呼んだ(ガジェット通信2019/09/08文春アーカイブ)。

2019年11月以降、吉成夏子の発言は全く報じられなくなった。
2020年4月にAKSはNGTの経営から退き、吉成もNGTの経営から手を引いた※が、結局表に出て来て説明責任を果たす事は無かった。

※SprootでもFloraでも、吉成夏子は取締役・監査役に就いていない。

民事訴訟は「暴行犯と和解」

2020年4月8日には、暴行犯を相手に提起していた民事訴訟を、「和解」で決着させ、その「和解」でも暴行被害は矮小化された。
  • 弁護士 深井 剛志 先生による解説
    • >実質的な当事者が不在の裁判で、その当事者を貶めるような主張がなされているにも関わらず、その部分についての尋問や裁判所の事実認定もなしに和解で裁判を終了させたのに、「真実に近づけた」などの評価は非常に違和感があります。(2020年4月8日
    • >和解は一種の契約であり、今後の権利義務関係を新たに作出するものです。過去の事実関係の存否を確認することは普通はなく、仮にあっても両者の合意※に過ぎず、恣意的に操作ができます。ですので、「和解で出ていること」で過去の事件の真相が明らかになっているなどということは、ありえないものです。(2020年7月22日
  • 弁護士 師子角 允彬 先生によるブログ:和解内容の評価(NGT裁判)
    • >結論から申し上げると、予想したとおり、AKS側の敗訴に近い和解だと思います。
    • >本人不在のところで、このような合意を形成し、それを外部に吹聴することに違和感を持つ人は、少なくないのではないかと思います。
2021年1月14日に至るまで、吉成夏子からは被害者への気遣いの発言は、一切無い。

保有株式(ケイブとKeyHolder)

2020年半ば

吉成の保有株式の内、当サイトの調査で明らかになっていたものは以下の通りである。

2021年1月〜4月の変化

「株探」サイトで確認できる範囲※で、
2021年01月15日16:00現在
および
2021年04月09日16:00現在
において、ケイブとKeyHolderの2銘柄を保有(上場企業の情報のみが掲載されているため、ヴァーナロッサムの株式情報は記載されていない)。
※プレミアム会員限定コンテンツとされているが、無料で閲覧可能な範囲で分かる事を本項では記述している。

吉成夏子の保有株の時価総額は、
2021年1月15日17億5百万円
2021年4月9日13億9千万円
と、3か月で激減しているが、これは株価の変動ではなく、
  • KeyHolder保有株数が538万4千株→15万5千株に激減
した事が影響しているとみられる。
これにより、吉成夏子のKeyHolderでの株主順位が、4位から10位に下がった(但し実際にはもっと早くに、KeyHolder株をさらに手放し、11位以下圏外となっている・後述)。

株式会社KeyHolderにおける保有株式

株式会社KeyHolderにおいて吉成夏子が持っていた保有株であるが、
  • 2020年8月15日時点:第3位3.24%
であったものが、
  • 2021年1月31日時点:11位以下圏外
となっている。
10位の株式会社SBI証券が0.96%であるため、それ未満であるか、もしくは全株式を手放したとみられる(株式会社KeyHolder 2020年12月期 決算説明会(2021年2月15日) JASDAQ:4712)。

吉成夏子のKeyHolderへの影響力は激減したか、もしくは消滅したとみられる。
新株予約権の強制行使という形で7億円で購入した株を、約3億円で売却したと推測することもできる。
そのような差し引き4億円の大損をしてまでKeyHolder株を大量に手放した理由は、不明である。

新株予約権の話題については以下を参照。
これにより、株式会社KeyHolderが80%出資するゼスト(株式会社KeyHolder 2020年12月期 決算説明会(2021年2月15日) JASDAQ:4712)が運営するSKE48への吉成夏子の影響力も、ほぼ無くなったと言える。

2021年9月現在の吉成夏子の保有株

2021年09月29日 16:00現在【吉成夏子】が保有する株式一覧・時価総額|株探でも分かる通り、上場企業において10位以上に位置して吉成夏子が保有している株式は、株式会社ケイブのもののみとなっている。

【吉成夏子】が保有する株式一覧・時価総額|株探
吉成夏子 | 企業・投資家情報 IR BANK

株式会社capableの社外取締役就任

就任経緯

2021年12月17日、株式会社ケイブは、同社の主要株主である吉成夏子が、同社の連結子会社である株式会社 capable の社外役員に就任することを発表した(株式会社ケイブ2021年12月17日(PDF))。
就任時期は、発表と同日の2021年12月17日である。
これは株式会社capableのウェブサイトでも公表され(役員異動に関するお知らせ | Capable Official Website - 株式会社capableアーカイブ)、こちらでは社外取締役就任である事が明記されている(先のケイブの発表では、取締役なのか、執行役員なのかが不明瞭であった)。

株式会社ケイブは、吉成夏子が連結子会社たる株式会社 capable の社外役員に就任する理由として、
  • これまでの経歴において様々な知識と経験を備えている
  • エンターテイメントに関する事業にも精通している
  • 新たな事業機会の創出とエンターテイメント市場におけるプレゼンスの拡大が可能になり、今後の業績回復及び企業価値の増大につながる
を挙げている。

ケイブ株

なお、12月17日(金)の吉成夏子の連結子会社capable社外取締役就任発表直後、12月20日(月)に株式会社ケイブの株価が急落したが、この原因については
>台湾子会社が開発していたライブ配信アプリの開発を中止すると発表したケイブ<3760>が一気に4ケタを割り込み、一時700円台まで売られるなど急落した。(【ゲーム株概況(12/20)】個人投資家向けIRセミナー開催のアピリッツが逆行高 ライブ配信アプリの開発中止を発表のケイブが一気に4ケタ大台割れに | gamebiz
と報道されている通り、ライブ配信アプリの開発中止が影響したともみられている。
吉成夏子にかかる発表が影響したかどうか、因果関係を判断する材料は乏しい。

capableでのAKBG関連事業

2022年1月18日現在の株式会社capableのサイトで、
  • 制作実績
    • ゆうなぁもぎおんチャンネル:AKB48村山彩希・AKB48岡田奈々・AKB48茂木忍・AKB48向井地美音
    • ゆきりんワールド:AKB48 柏木由紀
    • ちよチャンネル:AKB48 中西智代梨
    • Yuihan Life:AKB48 横山由依
  • 主要取引先
    • Google.LLC
    • 株式会社ディー・エヌ・エー
    • エイベックス・マネジメント株式会社
    • 株式会社ゲームエイト
    • 株式会社DH(※同社はAKB48運営会社)
    • 特定非営利活動法人ナスターレース協会
    • ETC...(順不同)
が表示されており、吉成夏子はAKBGをまだまだ利用して商売する気満々であると見える(株式会社capable公式サイト)。

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