当wikiはNGT48事件につき、第三者委員会報告書、マスコミ記事、メンバー達の発言、法人の登記簿謄本、弁護士の見解等々、検証可能な範囲で確かなことを整理し。未だに撒き散らされ続けるデマ・ガセに対抗します。


NGT48暴行事件において向かいの部屋とは、被疑者らが山口真帆さんを襲撃するにあたり待機していた、山口真帆さんのマンションの部屋の向かいの部屋を指す。

被疑者ら甲と乙は、山口真帆さんの自宅マンション部屋の向かいの部屋から出てきて、帰宅し部屋に入る瞬間の山口真帆さんを襲った(株式会社AKS第三者委員会調査報告書7頁〜8頁朝日新聞2019年3月21日産経新聞2019/3/21女性自身2019/03/21)。


居住者・契約者

その向かいの部屋には、かつてNGT48メンバー「B」(第三者委員会報告書によるアルファベット表記)が住んでいたが、
  • Bが居住していた際の契約者名義は誰だったか
  • いつBが退去したか
  • どのように被疑者らが向かいの部屋を確保する事ができたのか
については、明らかになっていない。

NGT48運営の管理責任の有無や、事件発生のプロセスの解明に重要な要素であるが、第三者委員会の追及は甘かった。

「該当する向かいの部屋にはメンバーBが住んでいた事がある」までは、議論の余地の無い事実である。
ラジオ番組でも山口真帆さんが、向かいの部屋に住んでいたメンバーBに誕生日プレゼントを持って行った出来事を2017年10月28日に語っており(ラジオ番組:2017.10.28、PORT DE NGTアーカイブ)、同番組には該当するメンバーも出演していた。
論点となっているのは「事件当時、向かいの部屋は誰名義で、誰が利用していたか、そしてその管理は該当メンバーが主体だったのか、運営が主体だったのか」である。

「運営が寮として借りていた」との当初報道

2019年1月17日から26日にかけて、スポーツ紙と週刊誌は、マンションをNGT48運営が寮として借りていたと報じられた。
これらの記事は第三者委員会報告書以前の記事であり、中には山口真帆さんに対して懐疑的・非好意的な記事もあるが、それでも「運営がマンションを寮として借りていた」とあっさり書いているのは注目に値する。
つまり「メンバー個人が、自分のマンション部屋を、メンバー個人名義で借りている」という形式ではないという報道内容であった。
NGT48の運営会社は県外出身メンバーのために、寮としてマンションを借りていたが、今回の事件では玄関先までファンが訪れ、一部ではファンの集団が拠点として同じマンション内に部屋を借りているとも報じられた。関係者によると、事態を重く見た運営側は近く寮を引き払い、別のマンションに変えるという。(スポーツ報知2019年1月17日
そもそもNGT48や、博多を拠点とするHKT48のメンバーは事務所の用意したマンションを“寮”として住むことが多い。だからお互いの私生活がよくわかるんです。(芸能関係者)(女性セブン2019.01.17、NGT暴行事件 アイドルグループの闇「真面目タイプ」が孤立
17日付スポーツ報知が報じた。運営側は寮としてマンションを借りていたが、今回の事件でファンが玄関先まで迫ったことなど事態を重く見て、別のマンションに替えることになった。(スポーツ報知に言及する形、夕刊フジzakzak2019.1.17
として使用していた新潟市のマンションからメンバー全員が引っ越す方向で準備を進めていることが17日、分かった。NGTの運営会社AKS新潟県出身以外のメンバーのため借りていたもの。事件ではこのマンションが現場となっていた。(スポニチ2019年1月18日
NGTの活動拠点は新潟。県外から参加しているメンバーは運営側が借り上げているマンションを寮として暮らしている。青森出身の山口さんもその一人だ。(FRIDAY2019年01月26日、NGT48山口真帆さん暴行事件 犯人が「野放し」になった理由)、※なおこのFRIDAYの記事は、山口さんを貶めるような供述をしている「NGT関係者」が登場している。被害者を守らずにむしろ貶めようとする運営関係者が存在する事がこの頃から既に明らかになっていた。厄介なマネージャーも参照。

これらの記事に対してAKSが抗議していた様子はみられない。
AKSの松村匠取締役、早川麻依子NGT48劇場新支配人、岡田剛(同副支配人、いずれも肩書き当時)らは2019年1月22日には新潟日報の取材を受けており(後述)、マスコミ報道に限定しても、「運営が当該マンションの部屋を寮として借りていた」ことを否定する機会はあった。

さらに2019年7月4日にも、日刊ゲンダイで「NGT48のメンバーが、寮として借り上げられていたマンション内で男性から暴行を受けた事件」と記述した記事がある(日刊ゲンダイ2019/07/04)。ここでも「メンバーが個人で借りていた住居」という扱いはされていない。

事件当時、「加害者が借りていた」報道

2019年1月中旬から下旬にかけて、上記の3記事は、「運営(AKS)が寮としてマンションの部屋を借りている」と報じていた。
これはあくまで「事件当日がどうであったか」という事では無く、メンバーの部屋は基本的に運営が借り上げている、という意味での報道である。

一方、2019年1月23日配信の新潟日報は、松村匠早川麻依子岡田剛らに同22日に取材した記事において、以下のように報じた。
NGT48運営は)山口さんの向かいの部屋を加害者の男借りていたことを明らかにし、防犯体制の甘さを認めた。(新潟日報2019/01/23アーカイブ

仮に「NGT48運営が借りている部屋から犯人が出てきた」という事であれば大変な事態であるが、仮に「加害者の男が借りていた」という事態であっても十分センセーショナルである。
「寮として運営が借りているマンションで、メンバーの部屋の向かいの部屋を、赤の他人の加害者が借り上げることができた。
しかもそれはメンバーBが住んでいた部屋であった。」
という事になるからである。
実際、大きな反響を呼んだ。
NGT運営が地元紙に明かした「新事実」 「防犯体制の甘さ」浮き彫りに (j-cast2019年01月23日
NGT48「ファンと交際」メンバーを処分? 事件の本質から逸れ「恋愛禁止ルール」に帰結か(wezzy2019.01.25
NGT48問題の核心はヤリ部屋の黙認?“悪いことしてるやつ”が放置されている理由(messy2019.01.27
1月23日、地元紙の新潟日報は同社を訪問した松村氏らへの取材で「山口さんの向かいの部屋を加害者の男が借りていたことを明らかにした」と報道しました。リスク管理上、きわめて深刻な状況が放置されていた可能性があります。(withnews2019/02/14

運営発表の矛盾について

wezzyの考察

wezzyは、新潟日報におけるNGT48運営の言い分が伝えられた翌日に、「加害者の男が借りていた」と伝えられたことに対し、真っ向から疑問を投げかける記事を書いている。

元不動産会社社員による考察

2019年2月、元不動産会社社員が、向かいの部屋について考察し、大きな反響を呼んだ。
元不動産会社社員の考察を受けて、財経新聞の潜水亭沈没氏も記事を書いている。

2019年5月以後の報道と、茶番民事訴訟

2019年5月になっても、向かいの部屋を誰が借りたのか、貸したのか、その問題は謎のままであり、2023年3月現在も謎のままである。
文春は、「犯人側は賃貸契約書と“あの写真”を提出……」(『文春オンライン』2019/11/05)と報じたが、被告が提出したのは契約書のコピーではなく、別の部屋の賃貸契約書の写真と、向かいの部屋の定期建物賃貸契約についての説明書の写真で、しかもどちらにも署名捺印のページがないものであった(筑波大学教授平山朝治教授「NGT48 問題・第四者による検討結果報告」134ページ、筑波大学『経済学論集』第72号(2020年 3 月)抜刷)。
当然ながら、このような「自称証拠」:「定期建物賃貸契約についての説明書の写真」は、向かいの部屋の契約状況を明らかにする証拠としては、証明力(※)が無い。

暴行犯と民事で和解した運営」も参照。

※証拠能力と証明力は違う。参考外部リンク:AKS訴訟の「写真」:【証拠能力】と【証明力】の違いにつき、弁護士深井剛志先生から学びましょう

外部リンク

河西 邦剛 先生:(2019年3月25日)

弁護士ドットコム:NGT暴行事件、ファンとメンバー、運営との癒着疑惑に踏み込まず…調査報告書を分析
  • >今回の本質的問題は、事件当日に至るまでの運営と一部ファンとの関係、一部メンバーとファンとの関係、暴行事件後の運営側の対応にあるのではないでしょうか
  • >確かに第三者委員会の報告書には中立性が要求されます。しかし、当事者の視点で分析することが事件の解明に不可欠なのにもかかわらず、この視点が欠落しているということです。
  • >事件当日に至る経緯として、一部のファンと運営側が癒着していたという指摘がなされていますが、ここについては調査、検討すら皆無です。
  • >今回はただの暴行事件にとどまるものではありません。一部メンバーとファンの私的領域における関係、運営と一部のファンの癒着疑惑、メンバー同士の関係、謝罪強要疑惑などの本質的な問題に踏み込んで検討しなければ、再発防止への期待は難しいでしょう

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