NGT48事件につき、第三者委員会報告書、マスコミ記事、メンバー達の発言、法人の登記簿謄本、弁護士の見解等々に基づき、検証可能な範囲で確かに言えることを整理。未だに撒き散らされ続けるデマ・ガセに対抗します。


スポニチ写メ会デマとは、
  1. スポニチスポーツニッポン新聞社)が
  2. 写メ会と呼ばれるイベント時に撮影された、山口真帆さんと暴行犯のツーショット写真を使い、
  3. 「暴行被害者の山口真帆さんが、暴行犯とつながっていたとされるデマ」を、
  4. 2019年10月30日にツイートや記事で発信し、
  5. 「そんなイベント時の写真なら私も撮ったことがある、ほらこの通り」といった爆笑を呼び炎上した
という経過を辿った、一種のガセネタである。

スポニチはAKB48新聞も発行しており、ファンの指定したポーズでアイドルと写真が撮れるのが普通という、写メ会の仕組みも十分把握できる筈の立場であった。

スポニチ、2019年10月30日に写真ツイート

2019年10月30日05:00:28、スポニチ芸能アカウントが

>元NGT48山口真帆さんが襲撃された事件で衝撃的な2枚の写真を本日30日付けスポニチ紙面で掲載しています。山口さんと加害者男性が仲良く指でかたどっている数字「602」とは…。   #山口真帆 #NGT48 #衝撃写真 #秘密のポーズ #AKB48 #山口真帆暴行事件 #スポニチ芸能

とツイート。山口真帆さんと、暴行犯がテーブルを挟んで写る2ショット写真が添えられていた。
これは同日の紙媒体でも掲載・報道された。

ただの写メ会写真だった

しかしこの写真は、「写メ会」と通称される、特典付きCDを購入すれば誰でもメンバーと2ショットを撮影できるイベント時の写真であった。撮影時にはメンバーに対してファンはポーズの要求もできる。
写真会については下記記事に流れが書かれている。 そのような「誰でもポーズを指定して撮影できるイベントでの写真」を、「山口と暴行犯がつながっていた衝撃写真」としてスポニチが報じた事から、ネットで大炎上。

ちなみに当サイト管理人は中井りかさんとのツーショット写真撮影会に2022年に赴いて撮影させて頂いており、マジで誰でも撮れるイベントとしてツーショット撮影会は存在している。

山口真帆さん、沈黙を破り「名誉毀損すぎる」

山口真帆さんは事件についての話題では半年ほどの沈黙を破り、同日07:27:17「スポニチさんが名誉毀損すぎるのでもう関わりたくないけど言わせてもらいます。ファンの方はご存知の通りイベント写真会はリクエストされたポーズをします。それをカメラ目線でやるので相手が何のポーズしているかもほぼ分かりません。AKB新聞やってて写真会の仕組みも分かっているはずなのに酷すぎる」とツイートして批判した。
その後同日合せて3ツイートをした後、山口さんは再び事件については沈黙している。

ファン達による「写メ会写真自慢大会」

さらに同日から翌々日頃にかけて、NGT48ファン、また山口真帆さんファン以外の、普段NGT48運営を批判する事が少ない他のAKBグループファン達からも、「これがつながりの証拠だと言うのなら、僕も、私も、AKBGメンバーとつながっているよ(笑)」と自分の写メ会写真を沢山アップ(これに対して山口真帆さんは「みんなありがとう」と感謝している)。

スポニチは失笑と爆笑の中に大炎上した。

結局これしか出て来なかった

2019年10月30日まで、「山口真帆と暴行犯がつながっていたらどうするんだ、その証拠が出たらどうするんだw」とする声が、2019年6月頃からの一部ネガキャンの中で上がっていた。

しかしスポニチが「満を持して」出して来た「衝撃写真」が、「誰でも撮れる写メ会写真」だけであった事で、「山口真帆と暴行犯がつながっていた説」は、陰謀論を除き完全に消滅した。

事件直後から不審な報道姿勢であった文春は、「かつて山口と直接仕事をしたことがあるという、NGTスタッフ」の言葉として、
AKSはくだんの写真よりもさらに強い証拠を準備しており、二の矢、三の矢として提出する予定だと言われています。裁判を通して、事件にはNGTメンバーが関与していなかったこと、ひいては『メンバーが犯人をけしかけて、犯行が行われたというのは、山口の妄言だった』ことを立証するため、AKSの吉成夏子社長は躍起になっています
と報じた(アーカイブ

注意点は2つある。

第一に、ここでもやたら山口真帆さんに敵対的である「NGTスタッフ」は何者なのか(「厄介なマネージャー」も参照)。

第二に、なぜAKSが二の矢・三の矢を提出する予定なのか。
被疑者が写メ会イベントで撮影した写真なのだから、被疑者らが裁判に提出し、かつ被疑者らがスポニチに流した…と考えるのが自然である、筈である。
だがなぜか「AKSが」写メ会写真を一の矢として放った事になっている。その事に「NGTスタッフ」も、文春記者も、一切違和感を感じていない。

だが、これ以降、「二の矢・三の矢」が登場することは無かった。

結果

通説の補強

この「スポニチ写メ会写真しか『証拠』とされるものが出なかった」事で、山口さんと暴行犯との間につながりなど無かったとする素直で堅い通説が、さらに堅牢に補強された。

あまりに証拠としてショボすぎ、馬鹿馬鹿しすぎるため、山口さんにかかるネガキャンを毎日行っているNGT48と荻野由佳氏を応援する一部の外道ファンすらも、デマ・ガセをばら撒くにあたり、この写メ会写真を使わなかったほどである(2023年に「過去形」となった。2023年以降、NGT48外道過激派はこのデマを再燃させようとツイートを繰り返している)。

AKB新聞の発行元スポニチの信用失墜

この写真デマツイートで、スポニチ(スポーツニッポン新聞社)はNGT48暴行事件での報道において、完全に信用が失墜した。
山口真帆さんがツイートした通り、スポニチはAKB新聞の発行元であり(2018年までは日刊スポーツが発行元)、「写真会」「写メ会」のシステムを当然知って居る筈の媒体であった事も、炎上に拍車をかける要因となった。

スポニチのツイッターアカウント半壊

それまでスポニチはツイートに熱心な媒体であったが、この大炎上後一時、特に「スポニチアネックス」アカウントのツイートが激減。
スポニチにとっては他の話題のツイートにまで支障を来すほどの大ダメージとなった。

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