当wikiはNGT48事件につき、第三者委員会報告書、マスコミ記事、メンバー達の発言、法人の登記簿謄本、弁護士の見解等々、検証可能な範囲で確かなことを整理し。未だに撒き散らされ続けるデマ・ガセに対抗します。


本ページは、NGT48暴行事件の被害者である山口真帆さんを巡って飛び交ったデマ・ガセを検証し批判するサイトを紹介する。
あわせて、山口さん以外のNGT48メンバーについて飛び交ったデマ・ガセも、同様に検証し批判するサイトを紹介する。
山口さんに対して非友好的であったメンバーについても(そして管理人がそれほど好感を持っていないメンバーであっても)、デマやガセは良く無いとし批判・検証する。

山口真帆さんを巡るデマ・ガセ

所謂「ハレンチ動画」

山口真帆さんが、仕事での滞在先のホテルから配信した、寝転がって配信した動画に、行為の最中であるかのような音声を加えて編集した、フェイク動画がばら撒かれたもの。 このようなフェイク動画を作り配布する、または再配布する事、さらにはそれらの動画が真実であるかのように流布する行為には、法的責任・法的リスクが生じる。

スポニチ写メ会デマ

「山口が犯人と繋がってた」陰謀論

仮に「山口真帆さんが犯人とつながっていたから事件が起きた」とすると、その後の展開で無理がある事象が多過ぎる。元から無理過ぎますけど。

YOUTUBEで「文春録音 NGT」と検索をかけて、すぐに出てくる事件直後の暴行犯達と山口さん達の会話を聞いて、「暴行犯と山口がつながっていた」と結論を導き出すのは不可能である。
仮に「山口真帆さんが犯人とつながっていた」ならば、「犯人と打ち合わせしてノーカットであんなに会話して、やって来た警察官にも『この人たちに顔を掴まれた』と主張していたんですか、物凄い演技力ですね!」ということになる。

当サイト内ページ暴行の事実認定と根拠も参照。

村雲さんを巡るデマ・ガセ

村雲颯香さんは山口真帆さんを支え続けた3人「りこぽんもふ(菅原りこ、長谷川玲奈、村雲颯香)」の内の一人である(詳細はNGT48の安心安全7と、その他のメンバー達参照)。
そして、事件直後の山口さんと共に、犯人達に対峙した、勇気ある人物である。
芸能界を引退したため、「村雲颯香」とフルネームで書く事は当サイトでも少なくしているが、その村雲さんの台詞を巡り、2019年秋のマスコミ、およびその後は人望民からデマ・ガセが流布されている。

村雲さんの台詞の曲解あるいは創造デマ

村雲さんが、山口さん、菅原さん、長谷川さんが卒業した後も残留していた短い期間(2019年5月〜9月1日)において、「村雲はNGT48にシロ認定をした」「村雲は(山口の言い分通りでは無い)事件の真相を知った」といった、恣意的な報道が数回なされた。
酷いものになると東スポのように9月2日、すなわち本人が芸能人ではなくなった翌日に、「村雲が見た真相」などと報道した媒体もある。

デマの内容をまとめると「村雲は山口の言い分を否定し、メンバーをシロと認定した」となる。
このデマを人望民が拡大再生産している。

山口さん、菅原さん、長谷川さんが卒業した後も残留して以降、村雲さんが、3か月強の間、他のメンバーと積極的に交流していた事は事実である(本人のツイートや発言、食事をしている写真などで分かる)。
だが、数々の村雲さん自身の言葉を並べれば、「村雲さんが姿勢を変えた」とは到底言えない(むしろ姿勢が一貫している)事が分かる。
どのような思いでメンバー達と接する事にしたかも、村雲さんは隠さず表明している。

卒業発表の実際の台詞

卒業発表(2019年7月18日)の全文から重要ヵ所抜粋オリコン全文記事)。
※村雲さんの言葉は緑色太字、注釈は赤色文字にしてある。
今年に入ってから両親とも話し合った上で卒業を決意し、2月の下旬から支配人に相談をしていました。
つまり山口さんが襲われた事件(2019年12月8日)から1ヶ月ほど経った年明けに、卒業を決意し、2月下旬には早川支配人にその意向を伝えていた。「事件の真相を後で知った」などの事があれば、「1月にした卒業の決意」を変えていたと思われる(卒業の理由が無くなるから)

それでも、私がこれまでに発信してきた想いに何一つ偽りはありません。
つまり村雲さんは、まほりこぽんと同時に「NGT48」の表記をプロフィールから外す、太陽は何度でも公演にも出るなど発信していたが、それを撤回しては居ない。

卒業まで残り僅かな期間ではありますが、その期間、ファンの皆様と、そしてNGT48のメンバーと真剣に向き合う期間にしたいと考えています。
(中略)大切だからこそ、今のNGT48には変わらなくてはいけない部分もたくさんあると思っています。
そしてグループが変わっていくことは決して簡単ではないと、この数ヶ月間で身に染みて分かりました。
それでも諦めたくないのは、NGT48が変わる姿を見て欲しい人がいるからです。
村雲さんの願いは「NGT48が変わる姿を見て欲しい」、そのための「ファンの皆様と、そしてNGT48のメンバーと真剣に向き合う期間」であった。

卒業公演時の実際の台詞

その結果はどうであったか。
2019年8月31日卒業公演時の村雲さんの挨拶が、村雲さんの判断を検討する材料となる。
スポニチは「山口派の村雲颯香、卒業公演で“認定” 現役メンバーは“シロ”」と見出しをつけて大きく報じた(村雲颯香さんのNGT48卒業公演での台詞を「創造」した嘘つきスポニチ。元の台詞全文と比較検証。+転載した毎日新聞)。
しかしそのような内容は、村雲さんは一切述べていない。

この村雲さんの挨拶も、全文が公開されている。日刊スポーツ
その一部を抜粋する。同じく緑色部分が引用部、赤色部分が注釈。

寂しいけど、寂しい思いで卒業を迎えられるのうれしいです。

卒業が寂しいのは普通は当たり前であるが、それが普通の当り前ではなくなっている事を表している。

これまでのNGTが変わらなければならなかった部分、足りていなかった部分は、相手の立場に立って考えて、人のことを思いやる気持ちだと思います。

NGT48には「相手の立場に立って考えて、人のことを思いやる気持ちが不足していた」と述べている。これは卒業挨拶としては極めて異例な言葉であろう。

だから私自身、その気持ちを強く持てるよう、NGTの一メンバーとして変わろうと思いました。人の気持ちを分かってもらうこと、読み取ることは簡単ではないけど、でも時間をかけて向き合っていくことは決して無駄ではないとこの数カ月間で分かりました。

自分自身がそう努めようとし、一定の成果は無かった訳では無いようである。

これからNGTには難しい道のりが待っていると思いますが、ゆっくりと時間をかけて、しっかりと向き合って、一歩一歩前に進んでほしい。今後、誰1人傷つけることなく、優しさにあふれるグループになることを祈っています。

ふつう、アイドルグループで「誰一人傷付けることなく優しさにあふれるグループ」である事は「前提」である筈であるが、「今後そうなって欲しい」つまり「今はまだそうではない」事を明らかにしている。

私も周りの優しさに気づける人でいられるように頑張ります。今日まで応援してくださった皆さん、本当にありがとうございました

先の引用の通り、村雲さんは、NGT48に「しっかりと向き合って一歩一歩前に進んで欲しい。」と述べている。
当サイト管理人はこの公演時の村雲さんからの言葉の数々を聞き、「メンバーの事を叩き過ぎないで欲しい」という意図は読みとった。

だが卒業公演時の言葉を「現役メンバーへのシロ認定」と受け取る者には、読解力に致命的な問題があると考えるのが妥当である。

例えば、学校の卒業式で
「この学校が変わらなければならなかった部分、足りていなかった部分は、相手の立場に立って考えて、人のことを思いやる気持ち」
「今後、誰1人傷つけることなく、優しさにあふれる学校になることを祈っています」
…と言われて、「学校が肯定された!」と思う人は居ないはずである。普通は。
実際、サイト管理人も村雲さんの卒業公演を配信で視聴していたが、村雲さんの挨拶文にNGT48メンバー達は神妙な面持ちで聞き入っており、「肯定してくれてありがとう!」という反応を示した者は皆無であった。

中井りかさん

※中井りかさんは、事件には無関係であるにも関わらず(運営を批判する人々の間でも、さらにアンチ中井の間ですら、「中井は事件には関与していない」との見方が多数派であった)2019年の夏まで、一貫して週刊文春から「黒幕」「黒幕と関係が」などとネガキャンを受け、かなり酷い不当な風評被害を受けた。
第三者委員会報告書が言う所の「B」「C」については必死に庇い続ける週刊文春が(BとCが中井さんでは無い事は確定しており、B、Cについてはマスコミも初期には実名報道を行っていた)、どのような思惑から中井さんを叩き続けたのか、理由は不明である

荻野由佳と中井りかさん

荻野由佳と中井りかさんが、SHOWROOMでお酒を飲みながらたこ焼きパーティーを配信していた所、一時的に配信が止められた。
これにつき、一部で「SHOWROOMの規約違反ゆえに止められたのだ」と批判されたが、当サイト管理人等が調査したところ、SHOWROOMでは飲酒配信は禁止されていない。
下記三つの規約で、「酒」「アルコール」のヒットが無い(2021年5月4日現在)。 荻野と中井さんの配信の数日後に、お酒を飲みながらSHOWROOM配信する(AKBGメンバーではない)配信者を当サイト管理人も目撃した。

但しAKBG内の内部規則で、飲酒配信には事前許可が必要らしい、という事も分かっている。
過去には大家志津香さんも一時配信停止された事があったらしい。

以下、それらの検証まとめ。 結論としては、
  • 「荻野由佳と中井りかさんは、SHOWROOM規約を破った」は誤り。
  • 「おそらくは、荻野由佳と中井りかさんは、AKBGの内部規則に違反したと思われる」は、おそらく正しい
という事になる。

加藤竜司氏(美南氏の父)を巡るデマ・ガセ

加藤美南氏の父である加藤竜司氏につき、影響力が過大評価される向きがある。
例えば「株式会社新宣の社長である」ことから、「新潟県で多大な影響力を行使し、警察の捜査にも影響を与えた」といった風聞がある。
本項では、加藤竜司氏にそもそもそこまでの影響力があったとは考えられない事から、その風聞がデマないしガセである事を論証する。

新宣で、代表権の無い取締役社長

加藤竜司氏は、2015年3月3日から(新宣サイトアーカイブ)2020年5月31日まで(登記簿謄本)取締役社長であった。
新宣は平成26年度で年商約10億円であり、それなりの規模の会社である(新宣サイトアーカイブ)。
しかし加藤竜司氏は代表取締役ではなく、絶対的権力者では無かった。

新宣は佐野家のファミリー企業と思われる(以下、佐野家の人々も謄本やウェブサイトで名前は公に確認可能であるが、検索結果に事件に関係のない人物を巻き込むのを避けるため、姓+イニシャル表記とする)
同社の代表取締役は2019年4月22日まで佐野K氏と佐野Y氏の二人体制、2019年4月22日以降は佐野Y氏が単独で代表取締役を務めている(登記簿謄本)。
同社のウェブサイトでは、2021年4月26日現在、代表取締役は佐野Y氏、取締役社長が丸山氏である事が確認できる。
同社において「社長」は代表取締役ではなく取締役であるという体制を、加藤竜司氏が「取締役社長」を務めていた頃から2021年4月現在まで継続している(新宣(会社概要))。
また、「加藤美南氏の母方が佐野家・佐野姓」という説も流れたが、それが疑わしい事は、下記まとめでも検証されている。
新宣とAKSは全く無関係であったという訳では無い。
NGT48がデビューしたばかりの頃、ケータリングサービスを新宣が提供していた事もある。
その際、NGT48メンバーは、「ケータリングで食べたいものがあれば加藤美南に言う」といった事象があった(加藤美南氏の御父上の加藤竜司氏は、(株)新宣から(株)サウンドエイトに移りました。後者では取締役ではありませんより)。

一方で、加藤美南氏は表題曲でセンターに立つ事を切望していたが、それは卒業まで叶わなかった。

「センターには立てないが、ケータリングで食べたいものを選べる」表面の事象を見れば、加藤美南氏・加藤竜司氏親子に「大きな」影響力があったと言って良いかは、微妙である。

サウンドエイトで、専務執行役員か

「デマ」というより、単に発信者の中で情報が更新されていない結果として、「加藤竜司氏は新宣の社長」と2021年4月現在も述べられる事がある。
しかし加藤竜司氏は株式会社新宣の取締役職を2020年5月31日に辞任し(登記簿謄本で確認)、株式会社サウンドエイトに移っている。開催支援について | 主催者の方 |朱鷺メッセ 新潟コンベンションセンター」といったページで、加藤竜司氏の名前が株式会社サウンドエイトの担当者として挙げられている(但し同サイトでは役職は書かれていない)。

加藤竜司氏は株式会社サウンドエイトでは「専務」職に就いているが、同社の登記簿謄本で確認すれば、取締役としては記載されていない。
「全広連」2020年 9月号 - 全日本広告連盟(PDF)では「専務取締役」となっているが、おそらく誤記で(サウンドエイト社が登記を怠っているとは考えにくい)、おそらく専務執行役員と思われる。
  • 2020年5月31日まで、新宣の取締役(登記簿謄本で確認)
  • 2020年6月1日から9月までの間に、サウンドエイトで取締役では無い専務に就任(全広連2020年9月号に「専務取締役」と記載されているため、それまでに専務に就いていると考えられるが、一方で登記簿謄本には取締役とは記載されていないため、専務執行役員就任と思われる)

加藤竜司氏につきまとめ

もちろん、加藤竜司氏は平社員ではなく、「取締役社長」「専務執行役員」などの要職に就いており、会社員としては成功者の部類に入る、会社でそれなりの力を持つ人物と評価するべきである。
しかし県政や警察に影響力を行使し得る権力者と考えるのには、無理がある。

そもそも本当に地域での権力者と呼べる人物であれば、娘である加藤美南氏をStandby3のような無名の新興事務所ではなく、有名な芸能事務所に入れようとするであろう。
それができないという事が、加藤竜司氏の影響力が限定的なものである事を示していると、当サイト管理人は考えている。

加藤竜司氏が、事件を巡り何らかの悪影響を新潟県政・新潟県警に与えたというのは、そこまでの影響力をそもそも加藤竜司氏が保持している(いた)とは考えられないため、デマないしガセであると考えるのが妥当である。

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