当wikiはNGT48事件につき、第三者委員会報告書、マスコミ記事、メンバー達の発言、法人の登記簿謄本、弁護士の見解等々、検証可能な範囲で確かなことを整理し。未だに撒き散らされ続けるデマ・ガセに対抗します。


当サイトは、NGT48のメンバーであった山口真帆さんが、2018年12月8日に自宅マンション玄関で、男2人に襲われ、顔を掴まれるなどした事件(暴行の事実認定と根拠も参照)を扱う。
また、上記事件に際し、メンバーを守るべきNGT運営が、なぜか被害者である山口さんを圧迫して事実上追放した問題と、それらによる影響、さらに司法制度・行政機関の課題も併せて扱う。

山口真帆さんが被害者となった事件以外の「NGT事件」も少し扱う。「NGT事件」はマスコミが報じたもののうち、未解決事件だけで合計7件以上ある。詳細はNGT事件(広義)一覧を参照。

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目的・対象・免責事項(概略)

「事件の真相は、まだ分かっていない(分かっている一定の事実はあるが、限られている)」が当サイトの立場です。「真相はこうだ」などと言う記事やサイトはデマかガセだらけと考えて差し支えありません。そんな簡単に真相が分かってたら誰も苦労していません。
下記4つを目指します。(詳細は後述する「本サイトの目的・方針」を参照)
  • 山口真帆さんの名誉を毀損するような過去の歪曲を防止すること(デマ・ガセにより、山口真帆さんの名誉を毀損する試みが絶えない為)
  • NGT48の課題を示し安全管理の改善を促すこと(未だ安全管理の改善が見えない為)
  • NGT48メンバーへの不当な制裁・過剰制裁を止めること(行き過ぎた非難に水を差す必要がある為)
  • 司法制度・行政機関の課題を考究すること(日本の過剰な起訴便宜主義の弊害等)
上記目的を達成するため、出来る限り、堅い公開情報(公開された行政文書、第三者委員会報告書、一般的な不動産知識や弁護士先生の見解、クロスチェック可能なマスコミ報道、NGT48メンバー等の公開発信〔ツイッター等〕)で組み上げる事が可能な事実を積み上げます。
「芸能関係記者」が「実は誰々は○○らしいんですよ。関係者も皆こう言ってます」などと述べているよくある記述の類を、当サイトは情報源として採用しません。
免責事項
  • 当サイトは法律問題も扱うに当たり、弁護士や専門家の出典を出来る限り提示し、出典に則るよう努めていますが、当サイトでの記述の全てが正確であるか、また、最新であるかは、保証できません。ご自身が現実に遭遇した事件については法律関連の専門家にご相談ください。ウィキペディアでの法律に関する免責事項と同様とお考え下さい)

相関図(略図)

本相関図は判明している事実の中だけでも、ごく一部である事に注意。配布条件についてはマークの通りであるが、その説明はページ「相関図」を参照。

NGT事件略史

前史:既に連続していた事件、防犯崩壊

2018年12月8日に、当時NGT48メンバーであった山口真帆さんが、男2人に自宅玄関で襲われた事件より前にも、NGT48では、自宅特定、頻繁な尾行、殺害予告、玄関前での不審者出現、果ては連続拉致未遂事件まで起きていた。
マスコミ報道されたものだけで、2018年12月までの間での未解決事件は5件以上。山口真帆さんが襲撃されたの未解決事件も1件ある。
これらの事件に、運営が効果的に対処した様子は全く無く、その無為無策が後述する事件の発生の素地となったと言っても良い。
詳細はNGT事件(広義)一覧参照。

元々山口真帆さんが襲撃される事件の以前から、暴行犯は山口さんにストーカー行為を行っていた。それはイベント時にほぼ公然と行われ、例えば「佐渡ときマラソン 山口真帆」と検索すれば、のちの暴行犯となった男性が山口さんにつきまとっている様子の画像等が容易にヒットする(2016年4月の出来事)。
2018年12月8日事件において「山口と犯人は顔見知りw」と、事件を矮小化しようとする一部の悪質な試みが絶えないが、確かに暴行犯の顔を山口さんは知っていた。但しそれは「ストーカーとして」である。

なお、「顔見知りだから大した事件じゃないw」と矮小化を試みるストーカー予備軍として、人望民と呼ばれるNGT48ファン一部過激派が現存するが(詳細は人望民を参照)、そもそもストーカーの9割以上のケースで、加害者と被害者の間に面識がある(あんしんコラム 第95回(セコム)。2019年のストーカー被害相談件数のうち、「面識なし」は7.9%であるが、これでも「面識なしのケースが増加傾向」と評される(セコム2020.6.10)。
「顔見知りだから大した事無い」と事件を矮小化するのは不可能である。

山口真帆さんが襲われる事件発生

2018年12月8日に、NGT48のメンバーである山口真帆さんが、NGT48劇場における夕方の公演(17時30分開演)の終了後、メンバーを送迎するためのマイクロバスに乗って帰宅した際(20時40分頃)、マンションの自分の部屋に入ろうとしたところ、向かいの部屋から出て来てドアを抑えて侵入してきた男2人に襲われた。山口さんは顔を掴まれ、マンションエレベーターから別の住人男性が降りて来るまで、犯人らに山口さんは抵抗し続けた(第三者委員会認定の暴行態様)。 襲撃犯達は、メンバーが以前住んでいた、山口さん宅の向かいの部屋から出て来た。その向かいの部屋が、かつてメンバーが住んでいた部屋であった事や、犯人達が別のメンバーに何かを言われた事が凶行の契機であった事をほのめかした事から、のちにメンバーの関与有無・関与態様が問題となる。

「該当する向かいの部屋には別のメンバーが住んでいた事がある」までは、議論の余地の無い事実である。ラジオ番組でも山口さんが、向かいの部屋のメンバーに誕生日プレゼントを持って行った出来事を2017年10月28日に語っており(ラジオ番組:2017.10.28、PORT DE NGTには該当するメンバーも出演していた)、メンバーにもファンにも広く知られていた。論点となっているのは「事件当時、向かいの部屋は誰名義で、誰が利用していたか、そしてその管理は該当メンバーが主体だったのか、運営が主体だったのか」である。

「メンバーが住んでいた向かいの部屋を、暴行犯達がどのように利用する事ができたのかについては、元不動産会社社員が詳細な論考を加えており、「メンバーの部屋で、犯人は当日メンバーの部屋に遊びにきていた」「メンバーか運営からその部屋が空くことを聞いて入れ替わりで犯人が入居した」のどちらかでは無いかと推察している(2019年2月3日の記事2019年2月11日の記事)。

「メンバーが住んでいた事のある向かいの部屋から出て来た犯人が、他メンバーに山口さんの家に行けとそそめかされた事を匂わせた」事から、山口さんは「大ごとにしたくない」と考え、21時15分頃に電話をして駆けつけてもらった友人であり仲間であるメンバー(2020年11月現在芸能界を引退している)と共に、犯人達の話を公園で聞き、犯人との会話を録音した。そこにはスタッフ、そして間もなく警察官も駆けつけた。この時の録音は2019年9月7日に週刊文春が公開したが、なぜか犯人の言い分に寄り添うスタッフの言動に対して疑問と怒りの声が集まり炎上した(暴行犯に寄り添う、NGT48の厄介なスタッフ)。

向かいの部屋の住人であったメンバーは第三者委員会報告書では「B」と表記された。Bは警察で事情聴取されたが共犯とはされず、検察に送致されず、Bは事件への関与をツイッターで否定した。暴行犯達がBの他に名前を出したC(同報告書表記)も、警察で事情聴取されたが検察に送致されず、Cも事件への関与をツイッターで否定した。第三者委員会報告書はBとCにつき「本件事件に関与していることを示す証拠を確認することはできなかった。」としている(第三者委員会報告書全文(テキスト形式))。
但し、第三者委員会も「本件事件について、メンバーが被疑者らとの間で何らかの共謀をして関与した事実は認められなかった。」つまり「共謀は認められない」と述べるにとどまり、BとCの暴行犯とのつながりの存在可能性を否定していない。BやCにつき最も厳しい見方をする一部を除き、主流となった論点は「BやCが暴行犯達とつながりがあったか、あればそれはどの程度のものだったか、そしてそれは本人達の意思ではなく何者かに推奨された可能性は無いか」である。
2019年1月中旬にはBもCも個人名が特定されたが、これはBとCが警察に行った事を1月の事件露見直後に両名自らツイートして釈明した事(マイナビ(2019/01/13)サンスポ(2019.1.13))と、Bが山口さんの向かいの部屋に住んでいる事は広く知られた事実であった事(ラジオ番組:2017.10.28、PORT DE NGT)による(当サイトではマスコミ記事のタイトルといった一部例外を除き、BとCを基本的に実名では扱わない)。

日付をまたいで12月9日付で、犯人達は新潟警察署で暴行の被疑事実で逮捕された(報告書とマイナビニュース)。この暴行犯達は「厄介」と呼ばれるクラスタに属し、後々まで「厄介」が事件のキーワードとなった。
「厄介」と呼ばれる迷惑集団・暴力集団は、2010年前後からその存在が広く知られており、その一般的リスクは予見可能であった上に、甲乙丙は「有名な厄介オタ」として顔も知られた存在であった。
甲乙丙はネットで自分の写真や動画を屡発信しており、動画の中では「新潟県警のマッポ、弱ぇーよ」などと発言するなど、そのイメージは「厄介ヲタ」というよりむしろ「半グレ」に近いバズプラスニュース(2019.01.14))。
その後の運営の対応があまりに酷かった事と、NGT48メンバー達に布かれた箝口令もあって、運営やメンバーらの言動が論点に成り易いが(グレーであるから議論になる)、論点になるまでもなく事件で最大の悪事を働いたのは、甲乙丙の3人である(ほぼ黒であるから議論が少ない)。
(詳細は厄介を参照)

なお、同月9日(事件翌日)の夜、中井りかさんと山口真帆さんがツイッター上で和気あいあいと会話している事から、中井りかさんが事件に関与していたとは考えられず、山口真帆さんも中井さんを疑っている様子は一切無い(この時の会話を含む詳細な検証は「中井りかさんと山口真帆さんについて」を参照)。
なのに何故か翌年1月の事件露見直後から、文春は中井さんを「黒幕」などと報じ、極めて悪質なミスリードを行った。

同月28日、暴行犯達が新潟地検により不起訴処分となり釈放された(当初報道されず、事件露見後にこの日付が報道された)。
女性が自宅玄関で襲われても「不起訴に成り得る」という法律・司法制度の問題が露呈する事件でもあった。これは後日議論を呼ぶ事になる(法律資料集)。

1か月後、山口真帆さん、ネットで告発

2019年1月8日に、仲間の長谷川玲奈さんが3、4日ぶりに帰宅した際、何故か部屋が暖かかったという不審な事象が起きた。

2019年1月8日〜9日未明にかけて、仲間も危険な目に遭う事を危惧した山口さんが、SHOWROOMとツイッターを使用してネットに事件を告発。

山口真帆さんは決して「いきなり直情的に告発した」のではない。
事件発生から告発まで1ヶ月、運営の対処を待っていたが、長谷川さんが危険な目に遭いかけた日に、仲間のためにも告発をしたと思われる。
上記告発意図は、長谷川さんを名指ししてはいないが、山口真帆さんが(「本当のこと言わないと何も解決しないし、私とまた同じ目に遭う人がいるのに……結局この一カ月待ったけど、(運営は)何も対処してくれなくて」)と述べ、メディアも報道している事から推認できる(wezzy2019.01.09 16:25)。

NGT劇場支配人(当時)今村悦朗は「クリーンなNGTにする」「悪いことしているやつらを解雇する」と山口さんに言ったが、その後1カ月間、何も対処しなかったとも、山口さんは述べている(山口さんツイートおよびガジェット通信(2019/01/09))。

被害者がステージで謝罪させられる

2019年1月10日、山口さんは夕の公演に一部出演、なぜか山口さんが運営からステージにおける謝罪を強要された。(当時の報道・ツイート
同日、即座に、元NGTキャプテンの北原里英さんが「あなたは謝るべきではありません!謝らないで。悪いことしてないです。本当に!頭を下げるのは間違ってます!わたしが悔しい」等とツイート(画像形式・モデルプレス記事)。※2018年4月までキャプテンを務めた北原さんの発信は、説得力を伴って受け止められた。北原さんの発信は後述するタイ語メディアも報じている。

8日の告発時にも既にネットには小さく無い反響があったが、この「10日のステージ謝罪強要」が、NGT48・AKSの大炎上を呼んだ決定的なきっかけである。

日本はもとより海外まで「ニッポン、ニイガタの女性ポップスターが、襲撃され、謝罪した」と大きな驚きをもって報じられ、その報道には「ステージ上で謝罪する被害女性」の写真が使われた。まさに「新潟の恥」「日本の恥」であった(デイリーメールビルボードTIMECNNインドネシア語メディアスペイン語メディアタイ語メディアドイツ語メディアフランス語メディアベトナム語メディアロシア語メディアほか、計15言語)。

運営の箝口令と「沈黙」

以後、2020年に至るまで、運営は悪手を繰り返す。
まず、被害者と碌に話し合いを持たなかった。
新潟県には2019年1月22日、「顔をつかまれてどうのこうのではなかったが」と虚偽説明(善意にとっても被害者の証言を無視した説明)を行っていた。この件は山口さんが3月22日の記者会見で指摘していたが、翌年行われた行政文書・情報公開によって、山口さんの指摘が正しかった事が明らかになった(NGT48に関する情報公開請求を新潟県に対して実施した件該当行政文書画像)。

運営はNGT48メンバーには箝口令を布いた(その存在は山田野絵さんがおそらくうっかりツイートしたが、他にも触れたメンバーも居た:まとめ)。2019年4月21日まで、「山口真帆」「まほほん」といった単語自体が、僅かな例外(中井りかさんと小熊倫実さんの僅かな発信)を除き、メンバーの発信から消え、「男2人に襲われたメンバーの事を心配しない、もしくは心配する事が許されないNGT48」という異様な姿を呈した(メンバーの言動集)。

謝罪強要ステージから、2019年1月24日頃まで、山口真帆さんのネット上での挙動がなくなり、上記の箝口令のためメンバーからの山口さんの情報も消えたため、山口さんの動静が分からなくなった。
そのため「山口さんは無事なのか」とネットでは大いに心配された(当時、安否を気遣う人たちのツイート集)。同月25日に山口真帆さんがツイッターで「いいね」を付けた事で、「(メンタルはともかく、フィジカルは)御無事らしい」と、少し安心されたほどであった。
こうしたファンの心配と不安に対し、AKSは一切応える事は無かった。

2019年1月14日(月)、AKS代表取締役吉成夏子と同取締役松村匠はウェブサイト上の「ご報告」において(魚拓)「今後、違法ではないものの、メンバーとして不適切な言動がなかったか、今回の件の真相究明のため、弁護士や有識者等の専門家による第三者委員会による調査を実施いたします。」とした。
だが設置は大幅に遅れた。翌週1月22日(火)、新潟県に対しAKSは「今週中に立ち上げ、遅くとも来週初めには発表できるように調整中」としていた(のちに情報公開請求の結果判明)。そして1月23日(水)に「週明けに発足」と新潟日報の取材に応じていたが(jcast2019年01月23日)、実際の設置は2月1日(金)。
さらに当初AKSは有識者も含まれる委員会としていたが、結局委員は弁護士3人だけで構成される事となった。なぜそのような変更があったのかについての説明も無かった。

2019年2月4日、山口真帆さん、菅原りこさん、長谷川玲奈さん、村雲さんのSNSプロフィール欄から、「NGT48」の表記が消えて居る事が、マスコミで報じられた(オリコン記事)。この事から、4人は何らかの形で連携していると、広く推察された(明確に山口さんが「他の3人が寄り添ってくれた」旨を公表したのは、同年4月の卒業発表時)。

第三者委員会報告書説明会

2019年3月22日、NGTの運営会社であるAKSが集めた第三者委員会の報告書を受けたAKSの対応を、AKS取締役松村匠が記者会見で発表した。この記者会見はAKSからは厳密には「説明会」と称された。
第三者委員会の委員たる弁護士が出席せず、運営側が「第三者委員会報告書」を発表した事に、「第三者委員会として異常」と多数の弁護士達から批判を浴びた(例:久保利英明弁護士からの批判等)。

松村は、「私的領域でのファンでのつながりは会社としては特定のファンを優遇する行為として不適切」としつつも、「私的なファンとのつながりということは道端であいさつ(中略)もその範疇に含まれて(中略)線引きが非常に難しい」とし、「今までNGT48内での私的領域でのファンとのつながりを含め、メンバー同士の誹謗中傷などの風紀の乱れ全般において、今回は不問」「私的領域でのファンとのつながりを含め、風紀の乱れ全般は今回は不問にいたします。」とした(記者会見書き起こし全文)。

松村はメンバーの事件への関与を否定したが、「私的領域でのつながり」「メンバー同士の誹謗中傷」「風紀の乱れ」を認めた上で「今回は不問」とした。
1月にはAKSは「違法ではないものの、メンバーとして不適切な言動がなかったか」も問うための第三者委員会としていたが、「違法では無い」事まで「不適切な言動」の要求水準を下げた上で、残りの問題は「不問」という結論を出した。また、松村は「報告書で『あいさつ』という指摘も受けております。」(マイナビ)「道端で挨拶を交わすということもその範疇に含まれている」(おたぽる)、つまり報告書の言うつながりには挨拶も含まれるとの見解を示した。

しかし記者会見進行中、山口さんは5回ツイートを行い、会見場に波紋を呼んだ。松村匠にステージでの謝罪を強要された(2019年1月8日)こと、「報告書に記載もないのに繋がりには挨拶も含まれるというのは勝手な解釈です」「他のファンには公表できないような、特定のファンとの私的交流を繋がりと言うのはメンバーのみならずファンの皆さんも認識していると思います。証拠がないと仰っていますが、犯人グループとの交際を認めたメンバーもいます」等と指摘(山口さんのツイート内容)。
実際に「挨拶」「あいさつ」という言葉、またはそれに類する表現が報告書に無かった報告書全文)事もあり、記者会見は長時間に亘り紛糾した(マイナビおたぽる)。

マスコミ記者達も予定時間を大幅に超えて大量の質問を浴びせ、犯人グループとの交際を認めたとされるメンバー(但し名指しは避けた)についても厳しく追及。松村は袋叩きの恰好となった。(3月22日、AKSを問い詰め追い詰めたマスコミ記者達

※なお、本ウィキ管理人は、「調査の甘さと不足」「委員が記者会見を行わなかった(同席もしなかった)」問題点は認識しつつ、報告書は重視している。それは弁護士3人が責任を持って書いた内容には、「不足」はあっても「虚偽」「無根拠・無責任な記述は無い」と判断しているからである。詳細は管理人ブログAKS第三者委員会報告書が「使える」理由を参照。

まほりこぽん、卒業

2019年4月21日、チームG千秋楽公演で、山口さん、および山口さんと行動を共にした菅原りこさん、長谷川玲奈さんが、卒業を発表した。この3人はそれぞれの名前・愛称(山口真帆:まほ、菅原りこ:りこ、長谷川玲奈:ぽん)から「まほりこぽん」と呼ばれる。
山口さん、菅原さん、長谷川さんが所属し、彼女達が大事にして来たチームGの最後の公演、千秋楽での発表だった。

山口真帆さんの卒業発表より
>「事件のことを発信した際、社長には「不起訴になったことで事件じゃないということだ」と言われ、そして今は会社を攻撃する加害者だとまで言われていますが、ただメンバーを守りたい、真面目に活動したい、健全なアイドル活動ができる場所であってほしかっただけで、何をしても不問なこのグループに、もうここには私がアイドルをできる居場所はなくなってしまいました。」NGT48山口真帆、卒業発表「このグループに変わってほしかった」【コメント全文】

この時、株式会社AKSの代表取締役にして100%株主である吉成夏子社長自身が、被害者を「加害者」呼ばわりし、「不起訴だから事件じゃない」と無知を晒しつつ、被害者を追放しようとしていた事が明らかになった。
事件被害者とその仲間が卒業に追い込まれるという前代未聞の展開。

そもそも運営が同月11日に「現行のチーム制度を廃止する」と発表した時点で、チーム廃止が事件の解決に何の意味があるのかといった批判が巻き起こっていた(NGT48のチーム制度廃止にファン困惑「意味あるの?」(エンタメRBB 2019年4月11日))。
山口真帆さんはチームGの副キャプテンであったが、その職を剥奪するとファンからの反発必至とみた運営が、チーム自体を潰したのではないかとの推測も呼んだ(「NGT48チームG解散=山口真帆さんの副キャプテン職の剥奪」という怒りの指摘(トゥギャッター2019年4月13日))。

4月21日から翌日にかけて(一部メンバーは5月に)、山口さん、長谷川さん、菅原さんに対してツイート・フォトログで惜別のメッセージを発したメンバーが相次いだ。
研究生は常用の発信媒体が無かったため、その発信は正規メンバーに限られたが、正規メンバーの約3分の2はメッセージを発し、「暴行被害者に本当は寄り添いたかった」メンバーが思われていたより多かった事を示した。良い諸言動については当サイト内でNGT48の安心安全7と、その他のメンバー達に詳述している。
上記諸言動は事実上の「箝口令破り」であった。
なお4月21日の卒業発表には国内外で報道がされたが、香港の民主活動家周庭氏(欅坂46の「不協和音」を聞いて頑張っていたと述べていた)も、「問題を解決するではなく、問題を提起した人を解決する。中国と一緒じゃん。」と、辛辣かつ的確な指摘をツイートしている。

2019年5月18日、山口さんと行動を共にした長谷川さん、菅原さんの卒業公演である「太陽は何度でも公演」が開催された(【卒業あいさつ全文】山口真帆&菅原りこ&長谷川玲奈が卒業公演 ファンに笑顔で別れ(oricon 2019-05-18))。
運営から弾圧される危険も覚悟で太陽は何度でも公演にゲスト出演した7名は「安心安全7」と呼ばれる。
ゲスト出演した演目は欅坂46の「黒い羊」であり、その歌詞の強いメッセージ性に、会場は息を飲んだ。但し「皮肉では」という報道に対しては25日、山口さんはインスタグラムで「欅坂46さんの曲をお借りしました。欅坂46さんのファンの皆さんも優しく受け入れてくださって感謝です。皮肉曲ではありません。この5ヵ月間とても支えられた曲です。誰かに勇気や元気を与えられたらいいなと思います。伝えたいものが伝わっていたら嬉しいな」と述べている。女性自身(2019/05/26)

公演名は秋元康が作詞した新曲「太陽は何度でも」に由来する。「秋元康が、事実上、グループを追放されるメンバー達のために作詞した」のは、前例が無い。
秋元康が3人のために作詞をした事は一定の評価を得たが、秋元の一貫した事件に対する沈黙に対する批判も根強く残っている(詳細は用語集項目「秋元康」を参照)。
3人は5月19日付でNGT48での活動を終了。

太陽は何度でも公演に、安心安全7が公に言及する事は禁じられた。そして2019年6月以降、再びNGT48メンバー達から山口さん達へのメッセージは発せられなくなった。締め付けが強化されたと見るのが妥当である。

卒業後、山口真帆さんは研音へ(5月25日)、長谷川玲奈さんはクロコダイルへ(6月10日、事務所お知らせ)、菅原りこさんはエイベックスへ移った。
ただしこれらの移籍は卒業後すぐ発表されたわけではなく、特に菅原りこさんのエイベックス所属報道は2019年7月10日となり(日刊スポーツ)、その間、ファンは安心し切っていた訳でもない。

卒業直後、ネットでは一瞬、「三人がこれから活躍するのなら」と、NGT運営を批判する声が静まった時期があった。
しかしながら後述する山口さんへのネガキャンが起こり、これがNGT運営批判が長期化する原因となった。

被害者山口さんへの中傷ネガキャン〜ほぼ終息まで

2019年6月から10月にかけて、山口真帆さんが研音に所属し女優として再スタートをする中、一部マスコミ(文春、スポニチ等)と、「山口にNGTを壊された」と感じるアンチ山口アカウント群が、被害者山口さんに対する誹謗中傷を行った(後者によるものは2020年11月現在も継続中)。後述する「茶番訴訟」とも評される民事裁判も、その一環にあった。

スポニチは時に「暴行犯の言い分を大々的に箇条書き」にして報道、「ストーカーの広報機関」さながらの有り様を呈した(2019年9月25日の報道と対する反応)。
そして2019年10月30日、同じくスポニチは「山口真帆と暴行犯がつながっていた証拠」として写真を掲載。なぜか「訴訟で使われる写真」を「スポニチが持っている」のも不自然であった。
スポニチが報じた写真は、「写メ会」と呼ばれる、ファンとアイドルがツーショットを撮る事ができ、ポーズもファンが(良識の範囲内で)自由にアイドルに要求する事ができるイベント時のものであった(参考まとめ)。

これに山口さんは数か月ぶりにツイッターでの反論を簡潔に(3ツイート)行う。その内の1ツイートは「独占入手って昨日の裁判資料?横流ししてもらった以外何があるんだろう?襲われたら会社に謝されて、メンバーにはSNSで嫌がらせされて、辞めてからは他のメンバーがやってたことを私のせいにされて。こんな会社ある?犯人との私的交流は現メンバーが認めてるのに。出してないけどその音声もあります」(改行反映無し引用、参考記事:スポーツ報知)であった。

この事象に対し、「スポニチがこれを『つながりの証拠』とするなら、僕も(私も)アイドルとつながっていた事になる笑」と、多くのファンが自分達のアイドルとの写メ会写真を大量にアップし「写メ会自慢大会」がツイッターで沢山投稿され(中には山口さんとの写メ会写真も多く含まれていた)、スポニチは爆笑と共に大炎上した。あまりにも間抜け、かつ悪質なデマであった(参考記事:サンスポwezzy)。また、スポニチに「乗って」ワイドショーで取り上げた関西・福岡のローカルテレビ番組も、同様に炎上した(スポニチ写メ会デマに関連する6件のまとめ)。
スポニチは2019年5月頃まではごく普通に事件報道を行っていたのに、6月以降アンチ山口記事を書くようになったのも不自然だったが、スポニチはAKB新聞を発行しており、「イベントの事を何も知らない」では済まされない(書いた担当記者が知らなかったとしても、容易にAKB新聞担当者に聞いてウラをとれる環境)。
このデマ写真が「訴訟において証拠能力はある」と一部で言われた事については、【証拠能力】と【証明力】の違いについての弁護士深井剛志先生による解説を参照。

週末2019年11月2日のTBS「Nキャス」でも「話題の10位」には取り上げられたものの、スポニチの報道を少し紹介したあと、「こんな写真は私達も撮っている」「ポーズ指定も普通にある」とするファンの声と、山口さんの反論を紹介。こうしてスポニチ写メ会デマは2019年11月初頭に「不発」で確定。マスコミにおけるまとまったアンチ山口キャンペーンは、これが最後となった。
そもそも文春が公開していた事件直後の録音を聞いても、「犯人と山口さんが繋がっている様子が一切無い」のは自明であるが、それでも「つながっていた説」にしがみついていた者達から「出たらどうする」と匂わされていた「山口さんと暴行犯のつながりの証拠」が、この写メ会写真デマ一発であった事で、「暴行犯と山口さんのつながり説」は、陰謀論を除き消滅した。

だが、「人望民」と呼ばれる、NGT48ファンの一部過激派は、未だに山口真帆さんへのネガキャンと陰謀論の流布と歴史捏造に努めている。詳細は「人望民」を参照。

NGT事件再発、中井りかさんつきまとわれ事件

2020年1月26日、中井りかさんが駅で「大学生くらいの男性達に、週刊誌の名前を挙げながらつきまとわれた」事件が発生。
この時、中井りかさんは事件の発生をツイート。「でなんでTwitterに書くかというと、マネージャーに連絡しても何も返ってこないからです」と述べていた(NGT中井りかさん、複数の若い男性からつきまといを受ける。運営が対処した形跡無し。)。

その後、中井りかさんは相当運営から叱責されたようで、青い顔でSHOWROOMを行っていた。その時に中井さんに寄り添っていたのはユニット「あぶこな」を組んでいる中村歩加さんである。
本事件のポイントは4つ挙げられる。
  • 「NGT事件」は再発した。
  • NGT48は、依然不良グループに狙われている。
  • 第三者委員会で勧告されていた、不審者情報の緊急連絡網も、整備されていない。
  • 被害を明らかにした被害者を叱責する体質が、1年以上経っても全く変わっていない。
中井りかさんと山口真帆さんの関係の詳細については、中井りかさんと山口真帆さんについてを参照。

追い出された3人の活躍

AKSの解体と暴行犯との和解

2020年4月1日、AKSは解体。ヴァーナロッサムが設立され、AKBのグループは全て分社に引き継がれた。民事訴訟はヴァーナロッサムが引き継いだ。
(その後の体制については(旧AKS)ヴァーナロッサムも参照)

2020年4月8日に、2019年5月からAKSが暴行犯を訴えて居た民事訴訟が、「AKS(ヴァーナロッサム)と暴行犯が和解」という結末を迎えた。
2019年5月の提訴から「和解」まで、AKSとマスコミは、「民事訴訟の報道」という形で山口真帆さんに悪印象を付けようと、執拗なネガキャンを行った。
この民事裁判に山口真帆さんは被告(暴行犯)からも原告(AKS)からも呼ばれず、山口さんが証言する機会は無かった。原則として民事裁判では原告と被告のいずれかが招かなければ、「第三者」は証言する事はできないが、その事を知らない(あるいは知ってて)アンチが「山口は裁判に出て来ない」と嫌がらせの非難を行った。
暴行事件に絡む民事裁判に、暴行被害者が参加できないという奇妙かつ異例の裁判は、民事裁判では原告も被告も、嘘をついても偽証罪に問われないというシステムを利用して、原告と被告の言い分がさも信用出来るものであるかのようにマスコミに流される場、山口さんに対するネガキャンの場として機能した。

「AKSと暴行犯は、山口さんの言い分が間違っていると確認する」和解で、終結。
AKS(ヴァーナロッサム)は、被害者山口真帆さんを証人として呼ぶ事すらせず、ひたすら暴行犯の話だけに耳を傾け、暴行犯と見解を一致させ、暴行犯と和解

なお民事裁判での和解は、原告と被告の間での確認にとどまり、第三者(この場合山口真帆さん)の権利を侵害する事はできない(弁護士:深井剛志先生)。また裁判所も(構造的に制度的に)暴行にかかる事実認定をしていない(できない)。
どこまでも被害者を痛めつけるAKS(現ヴァーナロッサム)であった。この裁判は「茶番」と呼ばれている。
また、弁護士 高橋 裕樹 先生は上記動画で、「判決までいったら判決文は公開される。相手の口を塞ぐ、真相を有耶無耶にするのであれば、和解が選ばれる」旨、解説を行っている。

詳細は暴行犯と民事で和解した運営を参照。
暴行犯らの詳細については厄介を参照。

親会社社長の呼びかけ

2020年4月からNGT運営新会社のFloraの親会社:Sprootの社長となった渡辺洋行氏は、2020年6月5日、「NGT48メンバーへの誹謗中傷には法的措置を講じるので、卒業メンバーへの中傷は止めて欲しい」などと述べた(発言についてのまとめデイリースポーツ(2020.06.05))。
この呼びかけ文章は、2019年5月の山口さん達の卒業後、「卒業メンバーへの配慮」を初めて運営サイドが表明したものであり、一定の評価も得た。3人の卒業から、実に1年後の事であった。

しかしながら「事件の解決、信頼回復には不十分な内容」「全て不問の姿勢は変わっていない」」「卒業生を中傷し続ける過激派をもっと本気で牽制すべき」といった批判もされている。
またこの「6月5日」は、NGT48の新シングル「シャーベットピンク」の発売発表日でもあり(中日新聞2020年6月5日)、「新曲発売のためのガス抜きか」「信頼回復してから再出発と思ったら、同日に新シングル発売とは」といった批判も呼ぶ事になった。

その後、「(2020年)6月下旬に、グループを統括する事務所が警視庁に被害を相談」し(のちの報道で判明、産経新聞2020.7.21)、その結果7月21日にNGT48メンバーへの名誉棄損容疑での被疑者の逮捕が発表されるに至り(朝日新聞2020年7月21日)、渡辺社長は言葉を履行してはいる(この7月21日は、下記岡田剛社長の「民事の和解で出た事が全て」発言と同日である)。
また、2020年3月まで止まる事の無かった山口真帆さんへのマスコミを使ったネガキャンは、2020年11月現在停止しており、一定の状況の改善をみている。
一方で、2020年11月29日現在、「太陽は何度でも公演」の動画やCDといった商品発売の様子は全く無く、SprootもFloraもどこまで「卒業生を応援したい」と考えているかは見え難い。

「口先だけ」と評価するのは行き過ぎと思われるが、「十分な姿勢転換」と評価できるものではないだろう。
参考記事:注目が集まるNGT48のドキュメンタリー特番(財経新聞)

新運営会社、茶番である「民事裁判が全て」と発表

2020年7月21日、NGT48が新潟市のNGT48劇場で、「今後の活動に関する発表会」を開催。その場でNGT48の運営会社である株式会社Floraの社長岡田剛は「4月8日に(加害男性との)民事裁判で和解が成立しており、そこに出ていることがすべてだと思っています」と言明(デイリースポーツ(2020.07.21))。
「被害者である山口真帆さんに発言機会すら無かった裁判で、被害者山口さんを追放したAKS(ヴァーナロッサム)と、暴行犯達が、勝手に両者で作り上げた和解が全て」という見解を、FloraがAKS・ヴァーナロッサムから継承する事を岡田社長が明らかにした。
これは6月の親会社Sprootの渡辺洋行社長の言葉より「後退」もしくは「改悪」した姿勢ともいえ、ネットでは批判が再び巻き起こる事となった(NGT48岡田社長(要旨)「(何を隠蔽したかは言わずに)隠蔽体質から脱却します。」エンタMEGA(2020.07.22))。

岡田社長は、被害者山口さんに「申し訳ない気持ちでおります」とも述べているが、「山口さんに言い分を述べる機会が無かった裁判が全て」としつつ、山口さんに何を申し訳なく思っているのかは謎である。
一方で、NGT48現メンバーへの誹謗中傷には厳しく臨む事も公表。暴行事件被害者は守らず言い分も聞かず、ネットでの誹謗中傷には本腰を入れるという、比重に疑問のある態度をとっている。
この際、岡田社長は「隠蔽体質からの脱却」も掲げたが、逆説的にそれまでの体制は隠蔽体質であった事を認めた。ただし、従前の会社が何を隠蔽していたのかは一切述べていない(スポーツ報知(2020年7月22日)東スポ(2020年07月21日))。

親会社Sprootの渡辺社長は「NGTを中傷する者に法的措置」、「NGTファンに対しては『卒業メンバーへの中傷を止めて欲しい』と呼びかける」(いずれも先述の通り6月5日ツイート)という、一定の事態収拾を図っているとみられるが、岡田社長の「民事の和解で出た事が全て」という残り火に油を注いだ発言(7月21日)とは整合性が薄く、親会社Sprootと、運営会社Floraが、緊密に連携して行動できていないのか、それとも連携した上でこうしたズレているように見える言動を意図的にとっているのかは、不明である。

また、人望民と呼ばれるNGTファン過激派は、7月21日公表の被疑者逮捕には満足せず、「渡辺社長は約束を履行していないから、呼びかけに応じる義理はない」としており、渡辺社長の呼びかけは2020年11月現在、過激派の言動を掣肘できていない。「卒業生への誹謗中傷はどうかおやめ下さい」との運営からの発信は、2020年6月の渡辺社長のもので最初で最後である。

新ルール周知不徹底でメンバーと運営、炎上

上記と同日の2020年7月21日、同じ発表会で、岡田社長は新たな活動ルールと罰則強化を発表(東スポ(2020年07月21日))。
運営が安全環境を改善しようとする姿勢を見せたかと思われたが、僅か3日後にNGT48の中心メンバーの一人である荻野由佳がルール違反と看做され得る「ファンへのツイッターでの公開返信(リプ)」を行い、荻野は炎上した(NGT48・荻野由佳が運営批判!? 「ファンとの交流禁止」に不満爆発か:エンタMEGA(2020.07.28))。他にも「いいね」をつけた中井さん、中村さん、西村さん、本間さん、山田さんが問題視された。
但し本件の荻野ほか5名のメンバーについては(荻野を嫌う人々からすら)擁護意見も少なからずあった。それは運営の定めた新ルールが(少なくとも表に出て居る範囲では)「リプによるファンへの返事までは禁止されていない」と読めるものでもあった事、これまで特に強い批判をされる事無く続いて来た慣習まで否定するルールとは、必ずしも受け取れない文面だった事もある(但し一部の運営批判者からは、「問題が多発しているNGT48では、リプ返を禁止する位しなくては駄目だ」との意見も僅かではあるが出た)。
こうした事態に、運営は「ルールの発効は8月からですので現時点ではメンバーはルール違反をしていません、ご安心ください」旨、「発効日を後出しする」発表をし(運営発表引用を含む弁護士深井剛志先生のツイート)、運営がまたしても大炎上した。

弁護士深井剛志先生の指摘内容は主に以下の通りである(トゥギャッターまとめ(2020年7月27日)
  • 公開された場でのリプ返しまで禁止する必要があるのか
  • ルールの発効日くらい明確にできるはず
  • メンバーの処分を予定するのであれば、ルールは明確に定める必要がある
「新体制の目玉」として、「活動ルールと罰則強化」を謳った運営であったが、中心メンバー(荻野、中井、本間は、NGT48の主要メンバーと看做される)とすらルールの細則を共有していない事が露呈し、メンバーにルールの細部を明示していなかった運営がメンバーを炎上させた結果、「新体制」の舵取りへの信頼を損なう「出発」となった。

弁護士の先生方の考察・動画

不起訴処分について

民事裁判での謎な和解について

会社は山口真帆さんの権利を勝手に処分できない
  • >他人の権利を勝手に処分することはできません。会社が従業員の権利を無視して勝手に第三者と和解などしても、従業員の権利が消えることはありません。
原告や被告が要請しなければ、第三者は証人として参加できない
「山口真帆はなぜ裁判に現れないのか」といった無知を伴う誹謗中傷が一部から起きたが、原告・被告のどちらかが証人として呼ばなければ、山口真帆さん(第三者)は訴訟で発言できない。 そして、被害者である山口真帆さんは、この裁判には一度も呼ばれず、言い分を述べる機会すら与えられなかった。
「民事の和解で真相が明らかに」などならない
  • 弁護士 深井剛志先生による「和解」解説(午後3:21 2020年4月8日)(午後5:16 2020年7月22日
    • >実質的な当事者が不在の裁判で、その当事者を貶めるような主張がなされているにも関わらず、その部分についての尋問や裁判所の事実認定もなしに和解で裁判を終了させたのに、「真実に近づけた」などの評価は非常に違和感があります。
    • >和解は一種の契約であり、今後の権利義務関係を新たに作出するものです。過去の事実関係の存否を確認することは普通はなく、仮にあっても両者の合意※に過ぎず、恣意的に操作ができます。ですので、「和解で出ていること」で過去の事件の真相が明らかになっているなどということは、ありえないものです。
  • 弁護士 師子角允彬先生によるブログ:和解内容の評価(NGT裁判)
    • >結論から申し上げると、予想したとおり、AKS側の敗訴に近い和解だと思います。
    • 本人不在のところで、このような合意を形成し、それを外部に吹聴することに違和感を持つ人は、少なくないのではないかと思います。
  • 弁護士 高橋裕樹先生によるYOUTUBE動画解説(2020/04/19):【何のための裁判だったのか】違和感ばかりのNGT暴行損害賠償請求裁判 そのポイントと理由を弁護士が徹底解説!!

7件以上未解決のNGT事件

  • 広義にNGT事件と呼べるもののうち、最低でも7件以上の未解決事件がある。
    • 2020年1月28日には、中井りかさんが深夜に複数の若い男達につきまとわれる事件が発生している。
      • この時、スタッフは中井さんからの連絡にも応じておらず、山口真帆さんの事件から1年あまり経ってもなお、NGTの警備体制が全く改善されていない事が露呈した。
      • NGT運営には学習能力が無いのかと言われても仕方ない。(中井りかさんつきまとわれ事件
    • 他6件の詳細はNGT事件(広義)一覧を参照
  • AKBG、坂道における、暴力・ストーカー事件一覧も参照。

本サイトの目的・方針

概容

目的NGT事件につき「確度の高い、表面的な出来事の時系列を整理」し、「山口真帆さんの名誉を毀損するような過去の歪曲を防止すること、NGT48の課題を示し安全管理の改善を促すこと、NGT48メンバーへの不当な制裁・過剰制裁を止めること、司法制度・行政機関の課題を考究すること」が目的です。
目的ではないもの必ずしも「真相究明」が目的ではありません。
重要方針上記方針から必然的に、暴行犯と「つながり」が問題にされたNGTメンバーへの追及は、極小とします。
  • 当サイトは、報道や第三者委員会報告書・公開行政文書等で明らかになった範囲において可能な、運営(当時の運営)に対する批判的姿勢は、隠していません。
  • 2020年5月27日、NGT48とHKT48の両運営を統括する新しい持株会社「Sproot」(スプルート)の設立が発表されました。本サイトにおいて断りなく「運営」とだけ記述している場合、このSproot社ではなく、【2020年5月26日までの、AKS、ヴァーナロッサム、NGT48の現場で運営に従事していた人々】を指します。(スプルート社設立にかかる報道はこちら
  • 姿勢
    • 少なくない現役メンバーの良い言動を拾う事もしますし、現NGT48メンバー個々人のうち約8割に対しては必ずしも批判的ではありませんが、旧運営AKSにはほぼ批判一色です。
    • 2020年4月以降の新運営に姿勢の改善が見られるかどうかは、最低でも1年は見る必要があり、NGT48をグループとしては(最短でも2021年3月までは)応援出来ないというのが当サイトの立場です。

詳細

  • NGT事件につき「確度の高い、表面的な出来事の時系列を整理」し、「山口真帆さんの名誉を毀損するような過去の歪曲を防止すること、NGT48の課題を示し安全管理の改善を促すこと、NGT48メンバーへの不当な制裁・過剰制裁を止めること、司法制度・行政機関の課題を考究すること」が目的です。
    • マスコミ情報でクロスチェックできる情報、山口さんやメンバー達のツイッターでの直接的発信、第三者委員会報告書など、確度の高い情報だけを採用。
    • 「匿名掲示板にだけリークされたような不確かな情報(例:芸能事務所の誰々が動いてこうしているらしいです、等)」は、採用しません。
    • 本「NGT事件史」サイトで、「トゥギャッターまとめ」がリンク先として提示されている場合、そのリンク先に確度の高い情報がアップされています。
    • 「マスコミ情報で裏が取れるもの」「マスコミは取り上げなかったが、本人が自分で発信している(例:AKB元支配人のツイート等)」は、情報として参考にします。
      • 暴行犯のツイート等発信は情報として採用しません。
      • AKB元支配人のツイートと、暴行犯のツイート等発信では、信用に当然差があります。後者は取るに値しないものです。
  • 必ずしも「真相究明」が目的ではありません。
    • 捜査機関でも無い当wiki作成者が、探れる事には限界があります。
    • 事件の性格上、推測をゼロにする事は難しいですが、過度な推測・憶測は、名誉毀損に該当する虞が当然発生します。
    • 目的である「明らかなデマ・ガセを防ぐため」に、高度な捜査は必ずしも必要ありません。公開情報を並べるだけで目的はほぼ達成できます。
    • 何が確度が高い情報か、を整理する中で、見えてくる「真相」もあるかもしれませんが、それはあくまで結果であって、最初から「探る」事は目的としません。
    • 但し、「行政文書公開」「不動産取引の一般論」といった、確度の高い情報や、専門知識に裏打ちされた一般論は、本まとめにおける「確度の高い情報の蓄積」という目的に沿うものとして、リンクを張るなどして利用させて頂きます。
    • ※wiki作成者は自宅玄関で女性を襲撃した暴行犯2人を不起訴処分にしてしまった新潟地検の姿勢に疑問を持つと共に、起訴便宜主義・起訴独占主義のシステムへの疑問を持っています。
  • 上記方針から必然的に、暴行犯と「つながり」が問題にされたNGTメンバーへの追及は、極小とします。
    • 原則として第三者委員会報告書において用いられた表記「ABC」を用います。
    • 例外として、「本人が関与を否定した事を、マスコミが実名報道した」「疑われているメンバーが自分でツイートし、関与を否定した」場合においては、「(実名)は、関与を否定した」等と記述します(実名表記の僅かな例外となります)。
    • 「BCが何をしたかを追及する」事はしません。
      • 捜査機関でも無い限り不可能ですし、私刑を管理人は否定します。特にBCは2020年11月現在、既に社会的制裁を相当受けており、これ以上の制裁を必要と判断するだけの合理的・道義的根拠がありません。
      • 但し、報道において言われるような「BCは暴行犯と何らかの『つながり』があったであろう」までは(管理人も同様に考えており)、報道内容に準拠する限りにおいては、これを記述します。しかしながら具体的に「どのような、どの程度のつながり」があったか、「事件について知ってたか、関与していたか」については、「かくかくしかじかと●●で報道された」以上には踏み込みません。
      • 「BやCは関与を否定している」などとする報道、第三者委員会がBCの事件への関与に否定的である事も公平に紹介します。
      • 管理人は、BCについては「あれこれはやったが、これこれはやっていない」と言うような弁明と禊の機会が必要と考えています。
      • また管理人は、BCに、「運営から何かを推奨され、それが事件に繋がってしまった」といった背景が仮にあった場合、BCも運営の被害者であるとも言える可能性も考慮しており、その事もBCへの過剰制裁を避けようとする動機となっています。
    • 報道や第三者委員会報告書・公開行政文書等で明らかになった範囲における運営(当時)に対する批判的姿勢を隠してはいません。
      • 本サイトにおいて断りなく「運営」とだけ記述している場合、Sproot社ではなく、【2020年5月26日までの、AKS、ヴァーナロッサム、NGT48の現場で運営に従事していた人々】を指します。
      • 大人であり「上司」である運営側には、より大きな責任があります。
      • 個人の人権に対する配慮がされ続けているBCに比べて、運営については報道・報告書・行政文書等において、「誰が何をしたか」が比較的明確です。
  • (付属方針)敬称・敬語については敢えて統一方針を設けていません。
    • 敬称「さん」「氏」をつけている時には管理人の思い入れや感情を反映していると見て差し支えありません。
    • 敬称が無い場合、必ずしも嫌いだから、ではなく、単に「そこまでよく知らない方だから、普通に芸能人に言及する時と同じように、敬称を抜いている」場合が多々あります。
      • 「詳しく知らない・思い入れがそこまでは無い芸能人」に、敬称は付けない事が多いでしょう。管理人にとっての例:タモリ、明石家さんま
      • 好意的である(高く評価させて頂いている)のに、本サイトであえて「さん」付けはしていないこともある例:指原莉乃
    • 敬語を使うか否かについても、あえて統一していません。

この事件では誰が悪いのか

「つながりメンバー」が話題になり易いのですが、「誰が悪いか」の順序をまずしっかり確認したいと思います。
  • 1、暴行犯達(甲乙丙)。
  • 2、暴行犯達を不起訴処分にした、新潟地検、もしくは不起訴処分制度と起訴便宜主義というシステム。
  • 3、適切な対処をしなかった運営。
  • 4、暴行犯とつながり犯罪の素地に寄与したメンバー達。
3と4が話題になり易いのですが、1と2の方が刑事事件と言う観点では悪い。
「4」が、「実際は法律上の教唆に該当する行為をしていた」なら、4が1と2の間に来る訳ですが、その線は薄い。
また、4の行為が運営の推奨によるものだったら、4の責任は小さくなります。
1が一番悪い。
2(新潟地検、もしくはそのシステム)もかなり悪い。ここで起訴出来てたら刑事訴訟で色々解決出来ていたのですから。

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