当wikiはNGT48事件につき、第三者委員会報告書、マスコミ記事、メンバー達の発言、法人の登記簿謄本、弁護士の見解等々、検証可能な範囲で確かなことを整理し。未だに撒き散らされ続けるデマ・ガセに対抗します。


NGT48劇場には、卒業生の記念品として、卒業生がサインをしたボールが展示されていた。
本項では、そのサインボールが設置された経緯と、撤去、そして撤去の何が問題であるかを解説する。

なお、卒業生が白いボールにサインして劇場に残していく卒業記念品の他に、劇場公演で観客に対しメンバーが投げ渡すボールも「サインボール」と呼ばれる(AKB48@メモリスト)が、本項では割愛する。

始まり

卒業生メンバーがサインボールを残す習慣は、最初の卒業生である水澤さんが卒業する時に始まった。

NGT48劇場支配人であった今村悦朗は、LINEブログで以下のように述べている。
>新潟だけの特別な儀式も実施しました。公演観覧者が記念に赤いボールを入れるエントランスの横の壁に、卒業生がサイン入りの白いボール(赤いボールより大きいサイズです)を入れるという儀式です。今後、赤いボールが入れ替えられる時が来ても、卒業生のボールはずっと残っていき、劇場を見守り続けます。(NGT48 公式ブログ

当時、運営公式アカウントも、水澤さんや宮島さんがサインしたボールを、ケースに入れる様子をツイートした(2017年3月26日ツイート2018年8月7日ツイート)。
公式ツイート画像の通り、元々はエントランス横のボール入れに入れられていた。

2018年8月8日以降のいずれかの時期には、劇場内のショーウィンドウに展示されるようになっていた。
いつ展示場所が変わったか、正確な日時は不明であるが、宮島さんがサインしたボールはエントランス横のボール入れに入れられている様子を公式がツイートしているので(2018年8月7日ツイート)、展示場所が移されたのはそれ以降と思われる。

事件被害者の山口真帆さん達のサインボールも作られ展示された

2019年5月19日には、山口真帆さん、長谷川玲奈さん、菅原りこさんのサインボールが展示されていたことが確認されている。

ボールの並び順は左から、山口真帆さん、長谷川玲奈さん、菅原りこさん、以降右に柏木由紀さんから始まり、それ以前の卒業生達のボールが並んでいた(YOUTUBE動画:【NGT48】久々の劇場。山口真帆・菅原りこ・長谷川玲奈の卒業サインボールが見たい。写真があるファンのブログ)。

2020年1月3日までは、サインボールは残っており、しかも佐藤さんのサインボール(写真があるファンのブログ)まで含め、11個のサインボールが残っていたことが分かっている(写真があるファンのブログ)。
山口真帆さんと村雲颯香さんが直接並び合っていたことから、両名の卒業の間に活動辞退した、高沢朋花さん、渡邉歩咲さん、山崎美里衣さんといった元研究生のサインボールは、元々置かれていない。

いつ、誰によって撤去されたか

だが2020年11月7日に、「例のサインボールがなくなってる」というツイートが画像と共に投稿され(別のファンによる画像つきツイート)、撤去されていた事が判明している。

したがって、2020年11月7日より手前に撤去された事は分かる。
しかしそれより正確な撤去日時と、誰によって撤去されたのかは、分かっていない。
コロナ禍のため、この期間に劇場に出入りできたファンの数は多くなく、ネットにUPされた写真も限られていることも、検証を難しくしている。

無論メンバーの独断でできることではなく、NGT48運営が決定したとみて間違いないが、細かくみれば以下の仮定が考えられる。
  • (2020年1月4日から2020年3月31日までの間なら)吉成夏子AKS社長が撤去決定
  • (2020年1月4日から2020年3月31日までの間なら)早川麻依子支配人が撤去決定
  • (2020年4月1日から2020年11月6日までの間なら)AKSが分社化されて以降の、渡辺洋行Sproot社長が撤去決定
  • (2020年4月1日から2020年11月6日までの間なら)AKSが分社化されて以降の、岡田剛Flora社長が撤去決定

このサインボール撤去は、山口真帆さん達の痕跡を抹消する以外に理由は考えられない。
NGT48運営は、山口真帆さんが副キャプテンを務めたチームGの公演や、山口真帆さん達の卒業公演である「太陽は何度でも公演」を、頑なにアーカイブを配信販売しておらず、「山口真帆さん達の痕跡はできるだけ消す」という運営の姿勢は、他にも共通している。

「卒業生のボールはずっと残っていき、劇場を見守り続けます。」とNGT48劇場支配人(当時)に言われたサインボールは、4年も経たずに撤去された。

何が問題か

記念品が撤去されようと、山口真帆さん達にとっては、大きな不利益にはならない。
この「劇場から記念品抹消」、そしてその状態が維持されている事が、どんな問題であるかということについては、以下が挙げられる。
  • 「卒業生も応援する組織に致します」という、Sproot(NGT48親会社)社長渡辺洋行の言葉が履行されていない。現運営の信用問題
  • 山口真帆さん達の痕跡を消すためだけに、北原里英さんや柏木由紀さんといった、大物である先輩達のサインボールまで撤去した運営が、異常さを露呈

2022年1月現在、NGT48運営は、「サインボールを戻す」という、事件本体には触れずに「運営は変わった」とアピールできる絶好かつ簡単な手段を、行使していない。
それほどまでに頑なな姿勢を貫いているのが、Sproot(渡辺洋行社長)であり、Flora(岡田剛社長)である。

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