当wikiはNGT48事件につき、第三者委員会報告書、マスコミ記事、メンバー達の発言、法人の登記簿謄本、弁護士の見解等々、検証可能な範囲で確かなことを整理し。未だに撒き散らされ続けるデマ・ガセに対抗します。


本ページでは、NGT48暴行事件について語られる場面で頻出する用語・人物・組織を概説する。
ただし、NGT事件に係る事象を中心に扱い、他の詳細には踏み込まない。
例えば「秋元康」の項では、経歴の大半は割愛し、事件についての言動を中心に扱う。
それぞれの項の、事件以外の面については、エケペディアもしくはウィキペディアにリンクを張り対応する。
参考ページ:エケペディアの用語記事カテゴリ
断りが無い矢印のついた外部リンクは、エケペディアもしくはウィキペディアへのリンクである。矢印のついていないリンクは、内部リンクである。

数字

4470万円

4470万円とは、株式会社AKSから、第三者委員会に支払われた報酬の金額である(産経新聞2019.7.15)。
第三者委員会格付け委員会の委員長も務めている久保利英明弁護士は、「(第三者委員会の)委員に支払う報酬は、だいたい2000万〜3000万円くらいが相場。おそらく委員長が1000万円、もし残りの2人が若手の弁護士なら、それぞれ500万円くらいだろうと想像します。そこにさらに調査費用として、数百万円程度」と述べている(東洋経済2019/03/05)。
委員たる弁護士3名の他、補助弁護士が10名調査に当たった事も考えれば、「総額4470万円」は「相場からは法外な金額では無い」と言えるだろう。

参考記事:AKB研究生、公演1回のギャラ5000円 「多くはないが良心的な金額」?(2012年06月19日j-castニュース)

A〜Z

AKB48

AKB48(えーけーびーふぉーてぃーえいと)とは秋葉原を拠点とする、AKBGのグループの一つ。
詳細は「(旧AKS)ヴァーナロッサム」を参照。

AKBG

AKBG(えーけーびーじー)とは、AKBグループ全体の略称。「48G」とも。
AKBグループとは、AKB48、SKE48、NMB48、HKT48、NGT48、STU48、ほか、海外グループや休止中のグループ等を含む総称である。
元々STU48は設立時からAKS傘下には無いなど、運営はそれぞれAKS傘下に無いものもあった。
2020年4月1日以降、AKBG各グループは運営会社が全て独立しているが、従前の体制を引き継いでいる部分も大きい。
詳細は「(旧AKS)ヴァーナロッサム」を参照。

AKS

AKS(えーけーえす)とは、AKB48の活動開始の翌年から、AKB48の運営を行うために設立された会社。
「AKシリーズの略」ではない。
AKB48の姉妹グループの総称は「AKBG」もしくは「48G」であり、通常これらは「シリーズ」とは呼ばれない。
AKSの名は創業者3名に由来するとされる。
2020年4月1日、AKSは事実上解体し「ヴァーナロッサム」に改名。代表取締役は引き続き吉成夏子が務めている。
詳細は「(旧AKS)ヴァーナロッサム」を参照。

あ行

秋元康

秋元康(あきもと やすし)は、日本で第一線で活躍し続ける作詞家・プロデューサー。
AKBGに詞を提供し続け、AKBGにおいて「総合プロデューサー」とされる。
そのため、NGT48暴行事件に際しても責任を問われる場面もあった。

秋元はAKSの創業者であるが、事件当時には既に経営の第一線は退いていた。
事件当時、AKSの代表取締役は吉成夏子(パチンコメーカー京楽産業出身、2014年以降就任)。
創業当初から秋元康は代表取締役では無かったが、事件当時、秋元康はAKSの取締役でもなく、さらにはAKS社員ですら無かった。
秋元康は、(2016年から?)自身の事務所「Y&N Brothers」を通じて、AKSから「クリエーティブなプロデュース部分」につき業務を委託される形にしてAKSの経営から後退しており、「運営、メンバーや劇場の管理はAKSが業務を遂行する」と定められていた(withnews記事:NGT48暴行事件の温床、私的つながり求める「厄介」 放置の運営)。
こうした背景もあり、「秋元康はNGT48と関係無い」と擁護する意見もあった。

しかし「総合プロデューサー」であるにも関わらず、NGT48暴行事件についても、自身の言葉を一切発しなかった事は少なからず批判された。
事件当時のNGT48の公式サイトにおいて、「大人」として名前が出されているのは「総合プロデューサー」の秋元康だけであった事も背景にある。
「秋元康の顔・ブランド」で安心して娘を預けた親も少なからず居たであろう事を鑑みると、「責任が全く無い」とする意見には無理があるだろう。

第三者委員会報告書記者会見(2019年3月22日)で、AKS取締役(当時)松村匠は、「(秋元氏は)やはり憂慮されておられます。」「秋元さんはクリエイティブのところを中心に担当されているので」などと、秋元康に敬語を使っていた。AKSから業務委託されている秋元康に言及する際に、AKS取締役である松村匠が敬語を使っていたことも、秋元のAKSに対する権限と責任、影響力があるのか無いのか、曖昧である事を示す現象として問題になった(敬語用例出典:ハフポスト2019年03月23日)。

太田光は2019年9月4日、直接秋元康に質問している。「なんで新潟のこと(NGT48の一連の騒動)何にも言わねえんだよ。おかしいじゃんって言ったらさ。『だってホントにわかんねーんだもん』ってスネてた」と、2019年9月11日午前1時のラジオ「JUNK 爆笑問題カーボーイ」で述べている(スポーツ報知)。

一方で、卒業公演より少し前、2019年5月2日、山口真帆さんはモバメ(会員制有料メール、本ページ内解説)にて、「秋元さんはれなとりこのことも心配してくれたから、私は凄く感謝しています。それなのに極悪人だと思っていたことをここでお詫び申し上げます…」「(秋元康さんは)私が傷つくようなことは一切しなくて、唯一心配してくれていたと聞いています」などと述べ、さらには「秋元康はAKSのトップでは無いし、何の報告もされておらず、AKSに逆らえない」ことに驚いた旨も述べた(サンスポ日刊スポーツ)。

このモバメの17日後に開催された、山口真帆さん、菅原りこさん、長谷川玲奈さんの卒業公演(2019年5月18日)に、「太陽は何度でも」の詞を提供したのは、秋元康である。
「秋元康さんが作詞した新曲、『太陽は何度でも』」という発表が同卒業公演でなされた時、会場には配信にも大きく聞こえるほどのどよめきが起きた。
「事実上AKBGを追放される、卒業する3人のために、秋元康が作詞した」というのは、前例が無い。
芸能界で3人が生きていくにあたり、「秋元康から詞を貰えた」ことは、(量的評価は困難ではあるが)小さからぬ財産と言える。
このように秋元康には、山口さん達を支援したと解せる言動が、わずかとはいえはっきりみられたのも事実である。

AKSで、「山口さん達の卒業公演の準備に尽力したスタッフ達」といった、名前の出て居ない社員を除けば、名前の出て居る大人で山口さん達を目に見える形で(部分的ではあるにせよ、十分であるかどうかは議論が分かれるにせよ)支援したのは、秋元康だけである(尤も、先述の通り、秋元康は業務委託されている身分であると考えれば、秋元康は厳密には「AKSの大人」では無いかもしれない。そうすると「総合プロデューサー」としての顔は何なのかという事にもなるが)。

そうかと思えば、2020年夏に発表されたNGT48の新曲にも(少なくとも表向きは何の抵抗も見せずに)作詞するなど、秋元康の態度・立場は分り難い。

沈黙と、山口さん達への作詞提供、その後の再沈黙などの複雑さから、事件を巡る秋元康については肯定的なものから否定的なものまで、濃淡を伴いつつ評価が分かれている。

握手会

握手会(あくしゅかい)について、第三者委員会報告書から一部引用する。

>「会いに行けるアイドル」としてのAKB48グループを象徴するイベントであり、ファンは所定のCDに封入されている握手券を入手することによって、握手会に参加し、メンバーと直接握手、会話をすることができる。ファンがメンバーと握手、会話をすることができる時間は握手券1枚あたり何秒と、事実上、決められており、特定のメンバーと長時間接触することを可能にする、握手券の「まとめだし」という制度が存在する。(同報告書)
>握手会は、レコード会社の主催により行われるものであるところ、レコード会社及びAKSが安全確保のための施策を講じた上で実施されている。(同報告書)

以下、(報告書作成当時の)握手会の危険性につき引用する。

>握手会においては、ファンとメンバーが会話をすることも可能であり、特に、握手券の「まとめだし」により長時間の会話がなされる場合には、会話の内容によっては(大声を張り上げるなど粗野な行為に及ばなくとも)、メンバーが精神的に傷つけられたり、ファンから私的な接触を求める発言をされたりする危険もある。(同報告書)
>握手会において、「まとめだし」により得られた会話の機会を利用して、メンバーに対して、総選挙での大量投票を約束する、(実名を挙げて)他のメンバーもファンとつながっているから大丈夫等と、言葉巧みにメンバーとの「つながり」を求めたり、インスタグラムやツイッターでのダイレクトメールを要求する方法により「つながり」を求めたりする者が存在する。※(同報告書)
>握手会の際にメンバーに対して「○○に住んでいるでしょう」などと言ってメンバーの反応を探ったり(中略)する者も現れていた。(同報告書)
>握手会の際の握手券の「まとめだし」は、長時間握手しながら会話ができ、疑似の私的領域での接触の機会ともいえる状況になるところ、握手会の場において、ごく一部のファンから、私的領域において他のメンバーがファンと接触していること、この接触が握手券の売上や、総選挙における投票数につながっていることなどを暗に伝えられ、自らと私的領域において接触を持てば、同様に有利な立場になり得ることをほのめかされるメンバーもいた。(原文改行)しかしながら、本件事件以前に、これらの行為に対して出禁の措置がとられた事例は、本委員会が検討した資料においては確認できなかった。(同報告書)
>握手会の際の会話の内容については、主催するレコード会社により、誹謗中傷するような会話は禁止されているが、メンバーの私的事項に関する話題(特に、私的領域での接触を求めるようなもの)は明確には禁止されていない。(同報告書)

(※ここでは「メンバーとのつながりを握手会で求めるファンが存在する」事は断言されているが、握手会におけるやり取りが「実際につながりに至った」かどうかについては、明言されていない。)

握手会は一般にもよく知られているAKBGのイベントであり、その存在はAKBGのアイドル活動において大きなウェイトを占めている。
第三者委員会報告書においても、その実態と、考えられる危険性について詳述されており、委員たる弁護士達も実際に握手会を視察した事も書かれている。

あぶこな

あぶこなとは、NGT48のメンバー2名、中村歩加さんと中井りかさんで構成される、二人組ユニットである。
NGT48公演の一部コーナー(「となりのバナナ」等)や動画配信・ラジオ配信等で、この二人組で活動するなどしている。

名称の由来は、妖怪「あぶらすまし」(中村歩加さんが該当)と妖怪「こなきじじい」(中井りかさんが該当)から、それぞれ「あぶ」と「こな」を取ったもの。
元々はアンチから「コイツあぶらすましに似ているなw」「コイツこなきじじいに似ているなw」と二人がそれぞれ(ネガティブな意味合いで)言われた事がきっかけであった。
始まりはそのようなネガティブなものであったが、この妖怪には両者とも、藁を着て杖を持っている共通点がある。それが「コンビっぽい」という事、また「アンチに負けないぞ」という気概を込めて、中村さんと中井さんの二人が自分達を「あぶこな」と呼ぶようになった。
(出典YOUTUBE動画2020年12月11日:あぶこなラジオ生放送でやっちゃうよん クリスマスSP(#7)20:15頃から

中井さんの強烈なキャラクターと、それに付き合う能力のある中村さんとで、お笑い路線の明るい名コンビとなっている。
単に明るいだけでなく、中井さんが顔色悪い時に中村さんがしっかり寄り添うなど、その友情は本物である。

2人の事件時の言動については、NGT48の安心安全7と、その他のメンバー達中井さんの項目中村さんの項目、および中井りかさんと山口真帆さんについてを参照。

安心安全7

安心安全7(あんしんあんぜんセブン※)についての詳細はNGT48の安心安全7と、その他のメンバー達を参照。

※数字の読みについては、命名した山口さんは文章で書いたものであり音読されたものでは無いため、「正式な読み」は無い。母数の大きな調査も行われていないが、ウィキ管理人の周囲では8割以上が「セブン」と読んでいる一方、「あんしんあんぜんなな」と読む人も僅かに存在する(ウィキ管理人周辺での極めて限定的(30人)なアンケート)。

今村悦朗

今村悦朗(いまむら えつろう)とは、NGT48で劇場支配人を務めていた人物。
詳細は「(旧AKS)ヴァーナロッサム」を参照。

ヴァーナロッサム

か行

黒板

NGT48劇場内ロビーにある黒板(こくばん)は、普段は公演の都度、メンバーが寄せ書きのように沢山の書き込みを行い、劇場に来たファン達に対するメッセージを発する場となっている(産経ニュース・黒板を紹介する2016年の記事)。
誰かの卒業公演ともなれば、卒業するメンバーへのメッセージがびっしりと黒板を埋め尽くすように寄せられ、微笑ましい光景となる(普段の例)。

しかしながら、太陽は何度でも公演の際には、黒板にあったのは「WELCOME!!ようこそNGT48劇場へ」だけであった(その時の黒板の写真、太陽は何度でも公演についてはNGT48の安心安全7と、その他のメンバー達を参照)。

多くのファンが「メンバー達は、運営に書かせて貰えなかったのだろう」と推察。

山口真帆さん、菅原りこさん、長谷川玲奈さんが卒業する事が、事実上の追放である事。
そして、NGT運営・AKSは、黒板一つ、ファン向けにも体裁を整えようともせず、メンバー達が暴行被害者に寄り添う事を許さない運営の姿勢が、内外に示される黒板であった。

さ行

人望民

人望民を参照。

スポニチ写メ会デマ

2019年10月30日05:00:28、スポニチ芸能アカウントが

>元NGT48山口真帆さんが襲撃された事件で衝撃的な2枚の写真を本日30日付けスポニチ紙面で掲載しています。山口さんと加害者男性が仲良く指でかたどっている数字「602」とは…。   #山口真帆 #NGT48 #衝撃写真 #秘密のポーズ #AKB48 #山口真帆暴行事件 #スポニチ芸能

とツイート。山口真帆さんと、暴行犯がテーブルを挟んで写る2ショット写真が添えられていた。これは同日の紙媒体でも報道された。

しかしこの写真は、「写メ会」と通称される、特典付きCDを購入すれば誰でもメンバーと2ショットを撮影できるイベント時の写真であった。撮影時にはメンバーに対してファンはポーズの要求もできる。
写真会については下記記事に流れが書かれている。 これを「山口と暴行犯がつながっていた衝撃写真」としてスポニチが報じた事から、ネットで大炎上。

山口真帆さんは事件についての話題では半年ほどの沈黙を破り、同日07:27:17「スポニチさんが名誉毀損すぎるのでもう関わりたくないけど言わせてもらいます。ファンの方はご存知の通りイベント写真会はリクエストされたポーズをします。それをカメラ目線でやるので相手が何のポーズしているかもほぼ分かりません。AKB新聞やってて写真会の仕組みも分かっているはずなのに酷すぎる」とツイートして批判した。
その後同日合せて3ツイートをした後、山口さんは再び事件については沈黙している。

さらに同日から翌々日頃にかけて、NGT48ファン、また山口真帆さんファン以外の、普段NGT48運営を批判する事が少ない他のAKBグループファン達からも、「これがつながりの証拠だと言うのなら、僕も、私も、AKBGメンバーとつながっているよ(笑)」と自分の写メ会写真を沢山アップ。
スポニチは失笑と爆笑の中に大炎上した。 2019年10月30日まで、「山口真帆と暴行犯がつながっていたらどうするんだ、その証拠が出たらどうするんだw」とする声が、2019年6月頃からの一部ネガキャンの中で上がっていたが、スポニチが「満を持して」出して来た「衝撃写真」が、「誰でも撮れる写メ会写真」だけであった事で、「山口真帆と暴行犯がつながっていた説」は、陰謀論を除き完全に消滅した。
むしろ「これしか無かった事」で、山口さんと暴行犯との間につながりなど無かったとする素直で堅い通説が、さらに堅牢に補強された。

この写真デマツイートで、スポニチはNGT48暴行事件での報道において、完全に信用が失墜した。
山口真帆さんがツイートした通り、スポニチはAKB新聞の発行元であり(2018年までは日刊スポーツが発行元)、「写真会」「写メ会」のシステムを当然知って居る筈の媒体であった事も、炎上に拍車をかける要因となった。

それまでスポニチはツイートに熱心な媒体であったが、この大炎上後、特に「スポニチアネックス」アカウントのツイートが激減。スポニチにとっては他の話題のツイートにまで支障を来すほどの大ダメージとなった。

wezzy記事:NGT48の嘘、山口真帆と犯人の「つながり」を捏造か(2019.10.30)も参照。

卒業・活動辞退

本項では、「卒業」(そつぎょう)と「活動辞退」(かつどうじたい)が、主にAKBGにおいて、メンバーが活動を終了し、グループを脱退することを指す用例を扱う。

アイドルグループを脱退する事を「卒業」と表現する事には前例があり、おニャン子クラブから中島美春と河合その子が離れるとき(1986年)に既に使われていた(オリコン:アイドルにとって“卒業”とは!?)。
特に10代〜20代で構成されている場合の女性アイドルグループは、年齢を一定程度重ねると離脱して別の場(芸能界とは限らない)に活動の場(職場)を移す事は予定されている頻繁な出来事であること、そうしたアイドルグループはメンバーの成長をファンが応援する傾向が強いこと等から、「脱退」ではなく「卒業」の言葉が広く使われている。特に2001年4月モーニング娘。卒業の中澤裕子以降、定着したとされる(jcast:アイドル「脱退」「卒業」の20年史 いかに表現が変わっていったか)。

AKBGにおいて、「卒業」ではなく「契約終了」「活動辞退」「脱退」と述べられる際には、不祥事や、怪我・体調不良といった「おめでたくない出来事」が絡んでいるケースがある。
但し、AKBGにおいては、各グループに「正規メンバー」と「研究生メンバー」が存在しており、正規メンバーが活動を終了し離脱する場合は「卒業」、研究生メンバーが活動を終了し離脱する場合は「活動辞退」と、概ね使い分けられているため、「活動辞退」はネガティブな意味ではない場合が多い。特に研究生の場合は「原則表記が『活動辞退』」であり、「例外表記が『卒業』」である。
一方で、ごく稀に研究生でも卒業と表記される事がある(例えばNGT48では、水澤さんと大滝友梨亜さんは研究生であったが「卒業」とされた)。
AKBGにおける用法をまとめると以下の表になる。
卒業原則、正規メンバーの脱退。例外的に一部研究生の脱退。
活動辞退原則、研究生メンバーの脱退。ほか、怪我・健康状態悪化等による脱退や、不祥事による脱退。
但し、不祥事が出た、あるいは疑われた正規メンバーの場合であっても、程度や状況によっては「卒業」扱いとなる場合もある。
メンバーが卒業する際には、卒業公演などのイベントが行われる。
卒業公演は普通は全メンバーが参加して行われるが、事実上NGT48を追放された山口真帆さん・菅原りこさん・長谷川玲奈さんの卒業公演は、3人のみ(ほか7人がゲスト出演)という異例な形であった(NGT48の安心安全7と、その他のメンバー達を参照)。
新型コロナウィルスの影響で、2020年には卒業公演が中止もしくは延期になる事例が多数発生している(NGT48では高倉萌香さんの卒業公演が中止となった)。

た行

太陽は何度でも公演

「(前略)正しいことをしている人が損をしてしまう世の中ではあってはいけないと、私は思います。」

山口真帆さんが、2019年4月21日チームG千秋楽公演(チームG最後の日)にて、NGT48からの卒業を発表した際に、述べた言葉の一節。

卒業発表の挨拶全文はこちら
そこから、関連する3文を引用する。

>たくさんの方が応援してくれて、私のもとには同じような被害に遭った方からのメッセージが寄せられ、私を見て勇気や元気が出たという方もいました。
>ですが、結果的にこのような形になったこと、そのような方たちの希望も無くしてしまったんではないかと、申し訳ない気持ちでいっぱいです。
>正しいことをしている人が報われない世の中でも、正しいことをしている人が損をしてしまう世の中ではあってはいけないと、私は思います。

様々な面で名文であると言える。
まず、自分を応援している「同じような被害に遭った人たち」を思いやっての言葉であり、「自分は正しいことをしている人間」とは述べていない。
そしてそうした人たちの期待に沿える内容であるかどうかを心配し、謝罪している。
さらに、「正しい人」ではなく「正しいことをしている人」と述べている。
「正しい人」は、ハードルが高い。だが「正しいことをしている人」は、その行為の瞬間瞬間で沢山存在する。
  • 応援してくれた同様の被害を受けている人への思い遣り
  • 「正しい人」ではなく、「正しいことをしている人」という、現実的に存在する人間像
  • 「正しいことをしているからと言って、報われるとは限らないけれど、損をするような世の中であってはならない」という、現実的な理想像
これらが短い文章の中に込められている。
最後の「正しいことを〜いけない」がよく引用されるが、その前も含めた3文が名文である(卒業発表全体が、この事件における山口真帆さんの思いが込められた名文であるが)。

この日、山口真帆さんが副キャプテンを務めたチームGは、終わりを迎えた。いや、運営に廃止された(チームGについてはNGT48の安心安全7と、その他のメンバー達を参照)。
チームG終焉の日に、長谷川玲奈さんと菅原りこさんが卒業を発表。山口真帆さんの卒業発表は、その後、3人目の発表であった(当日の記事

なお、2019年5月18日の卒業公演での、山口さん、菅原さん、長谷川さんの挨拶全文はこちら

な行

は行

ま行

松村匠

松村匠(まつむら たくみ)とは、AKSの取締役であった人物。
詳細は「(旧AKS)ヴァーナロッサム」を参照。

「見ているんだなぁというふうに感じました」

「見ているんだなぁというふうに感じました」(みているんだなぁというふうにかんじました)は、2019年3月22日の第三者委員会報告書記者会見で登場した名言。

第三者委員会報告書記者会見で、山口真帆さんが「松村匠取締役に、ステージ上での謝罪を要求された」旨ツイートした事について、テレビ新潟の記者が気付き、会見の当事者たる松村匠にその場で質問した。

>続いて、「私は松村匠取締役に1月10日の謝罪を要求されました。私が謝罪を拒んだら、『山口が謝らないのであれば、同じチームのメンバーに生誕祭の手紙のように代読という形で山口の謝罪のコメントを読ませて謝らせる』と言われました。他のメンバーにそんなことさせられないから、私は謝りました」と、今、山口さんのツイートがあります。ちなみに、ツイートを見る限り現在山口さんはネット中継で様子を見ているようなんですが、どう思われますか。
>松村:見ているんだなというふうに感じました。(THE PAGE記事

記者はもちろん、山口さんのツイートにあった「内容について」聞きたかったわけであるが、質問の意図も分からなかった松村匠の呆けた様子が、ネット上で大変話題になった。

それ以降、事件関連・NGT48の感想を言う際に「〜だなぁというふうに感じました/思いました」と述べることがツイッター・掲示板などで「時々思い出されたように使われる定番文句」の一つとなり、その度に松村匠が想い起されて居る。

モバメ(NGT48Mail)

「モバメ」は、NGT48においてはNGT48Mailを指す(NGT48公式サイト)。
NGT48に限定されるサービスではなく、AKBG、および乃木坂46にもあるサービスである。
>メンバー1名につき月額300円を払えば、メンバーから文章や写真が携帯電話のメールアドレスに直接届くというもので、いわば「ブログがメールに配信されてくる」といったかたちのコンテンツなのだが、メールなのでこれに返信することもできる。(引用元:wezzy(2019.01.31)

懸念
返信が可能な事、NGT48においては検閲が甘いのではないか(漠然とした憶測ではなく、返信が比較的すぐ届いている事をメンバーが配信動画で明かしているなど、厳しい検閲があったとは考えにくい事象があった)という指摘がある事、握手会でメンバーとファンの会話でモバメへの返信を話題にする事も可能であった事から、メンバーとファンがつながる元凶になったのではないかという指摘もされる事がある(上記wezzy記事)。

検閲
但し、ファンからメンバーに対する返信への検閲については、「返信がメンバーの元に届くか届かないかの二択で、黒塗り等がされている事は無い」旨、安心安全7メンバー(山口真帆さん達の卒業公演に参加したメンバー)の一人である日下部愛菜さんが2019年5月24日にSHOWROOMで明かしており、一応検閲が無い訳では無いと思われる。少なくともメンバーは検閲が存在していると認識している(NGT48・日下部愛菜「モバメの返信は検閲がある、写真は私のところへ届かない。TwitterはDMを見れない」)。
第三者委員会も「メンバーが配信したメールにファンが返信しても、直接メンバーの個人携帯端末には届かないシステムとなっている。」と述べており(第三者委員会報告書)、程度や態様は不明ながら、検閲が全く無いとは考えにくい(但しその検閲体制が十分かつ適切なものであるかどうかは不明である)。

長所
こうした危険性を指摘する声がある一方で、ツイッターやインスタグラムといった広く公開される媒体では書きにくい、「ファンには言っておきたいこと」をメンバーが書けるメリットもある。
  • 山口真帆さんが自分のファンにお礼や謝罪を述べるなど、「広く公開する意見」と、「ファンに対する言葉」を使い分ける場合
  • 山口さん以外のメンバーで、山口真帆さん達に寄り添いたいが、ツイッターやインスタグラムで書いた際の影響までは読めないため、ファンに向けては気持ちを表明する場合(当サイト内NGT48の安心安全7と、その他のメンバー達ページに挙げた言動の中にも、モバメの活用例が複数ある)
こうした場合に、ツイッターのような拡散力の強い媒体とは、全く性格の異なる発信手段として、良い意味で山口さんらメンバーが活用していた面もある。

実際、山口真帆さんは2019年1月以降、大きくなり過ぎた御自身の影響力を限定的にするためか、ファン向けにはモバメを使う事も多々あった。
その中で、返信で山口さんを励まし、山口さんに寄り添ったファンも多数居たと思われる。
また、卒業発表までの間、ツイッターで表だって山口さんに寄り添う事はしなかったメンバー達の中にも、モバメでは山口さん達を心配する本音を吐露していたメンバーも(内容が非公開であるため詳細は不明であるが)居たとされており、これもモバメという媒体が存在していたことの肯定的側面の一つである。
上記のwezzyのモバメ検証記事は、山口真帆さんがモバメを活用する前に書かれたものであり、マイナスの面のみが懸念された時期である事も考慮する必要があるだろう。

結論
事件とその後の経緯において、モバメが果たした役割の功罪は慎重な判断が求められる。
いずれにせよ、(どのような媒体もそうであるが)モバメも「功罪」が想定できる媒体の一つである。
今後、メンバーとファンの交流の場として、モバメのようなサービスをどう考え、どのようにコントロールするかは、NGT48に限らず、全アイドルグループにおける共通した課題であろう。

や行

厄介

詳細は厄介を参照。

吉成夏子

吉成夏子(よしなり なつこ)とは、AKSの代表取締役であり、ヴァーナロッサムでも引き続き代表取締役を務めている人物。
詳細は「(旧AKS)ヴァーナロッサム」を参照。

ら行

わ行・ん

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