当wikiはNGT48事件につき、第三者委員会報告書、マスコミ記事、メンバー達の発言、法人の登記簿謄本、弁護士の見解等々、検証可能な範囲で確かなことを整理し。未だに撒き散らされ続けるデマ・ガセに対抗します。

当サイトは、NGT48のメンバーであった山口真帆さんが、2018年12月8日に自宅マンション玄関で、男2人に襲われ、顔を掴まれるなどした事件(暴行の事実認定と根拠も参照)を扱う。
また、上記事件に際し、メンバーを守るべきNGT運営が、なぜか被害者である山口さんを圧迫して事実上追放した問題と、それらによる影響、さらに司法制度・行政機関の課題も併せて扱う。

山口真帆さんが被害者となった事件以外の「NGT事件」も少し扱う。「NGT事件」はマスコミが報じたもののうち、未解決事件だけで合計7件以上ある。詳細はNGT事件(広義)一覧を参照。
  • 「NGT48暴行事件って何だっけ?」という方はまずこちら
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    • 当サイトは法律問題も扱うに当たり、弁護士や専門家の出典を出来る限り提示し、出典に則るよう努めていますが、当サイトでの記述の全てが正確であるか、また、最新であるかは、保証できません。ご自身が現実に遭遇した事件については法律関連の専門家にご相談ください。ウィキペディアでの法律に関する免責事項と同様とお考え下さい)
当トップページ目次
当サイトの目的・対象(概略)
相関図(事件の大まかな略図)
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弁護士の先生方の考察・動画(←概容。詳細な別ページへのリンクあり)
7件以上の未解決事件(←概容。詳細な別ページへのリンクあり)
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7件以上の未解決事件一覧(←NGT48の防犯崩壊状況)
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 中井りかさんと山口真帆さんについて(←再評価が必要な中井さんの良い言動集)
(旧AKS)ヴァーナロッサム(←運営会社の問題)
厄介(←NGT48暴行事件の犯人グループ・暴力的迷惑ヲタ集団)
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目的・対象(概略)

「事件の真相は、まだ分かっていない(分かっている一定の事実はあるが、限られている)」が当サイトの立場です。
目指すのは「真相究明」「真相はこうだ説の流布」ではなく、下記4つです。(詳細は後述する「目的・方針の詳細」を参照)
  • 山口真帆さんの名誉を毀損するような過去の歪曲を防止すること(デマ・ガセにより、山口真帆さんの名誉を毀損する試みが絶えない為)
  • NGT48の課題を示し安全管理の改善を促すこと(未だ安全管理の改善が見えない為)
  • NGT48メンバーへの不当な制裁・過剰制裁を止めること(行き過ぎた非難に水を差す必要がある為)
  • 司法制度・行政機関の課題を考究すること(日本の過剰な起訴便宜主義の弊害等)
上記目的を達成するため、出来る限り、堅い公開情報(公開された行政文書、第三者委員会報告書、一般的な不動産知識や弁護士先生の見解、クロスチェック可能なマスコミ報道、NGT48メンバー等の公開発信〔ツイッター等〕)で組み上げる事が可能な事実を積み上げます。
「芸能関係記者」が「実は誰々は○○らしいんですよ。関係者も皆こう言ってます」などと述べてるよくある記述の類を、当サイトは情報源として採用しません。

相関図(略図)

本相関図は判明している事実の中だけでも、ごく一部である事に注意。配布条件についてはマークの通りであるが、その説明はページ「相関図」を参照。

NGT事件略史

前史:既に連続していた事件、防犯崩壊

2018年12月8日に山口真帆さんが男2人に自宅玄関で襲われた事件より前にも、NGT48では、自宅特定、頻繁な尾行、殺害予告、玄関前での不審者出現、果ては連続拉致未遂事件まで起きていた。
マスコミ報道されたものだけで、2018年12月までの間での未解決事件は5件以上。山口真帆さんが襲撃されたの未解決事件も1件ある。
これらの事件に、運営が効果的に対処した様子は全く無く、その無為無策が後述する事件の発生の素地となったと言っても良い。
詳細はNGT事件(広義)一覧参照。

元々山口真帆さんが襲撃される事件の以前から、暴行犯は山口さんにストーカー行為を行っていた。それはイベント時にほぼ公然と行われ、例えば「佐渡ときマラソン 山口真帆」と検索すれば、のちの暴行犯となった男性が山口さんにつきまとっている様子の画像等が容易にヒットする(2016年4月の出来事)。
2018年12月8日事件において「山口と犯人は顔見知りw」と、事件を矮小化しようとする一部の悪質な試みが絶えないが、確かに暴行犯の顔を山口さんは知っていた。但しそれは「ストーカーとして」である。「顔見知りだから大した事件じゃないw」と矮小化を試みるストーカー予備軍として、人望民と呼ばれるNGT48ファン一部過激派が現存する(詳細は人望民を参照)。

山口真帆さんが襲われる事件発生

2018年12月8日に、NGT48のメンバーである山口真帆さんが、NGT48劇場における夕方の公演(17時30分開演)の終了後、メンバーを送迎するためのマイクロバスに乗って帰宅した際(20時40分頃)、マンションの自分の部屋に入ろうとしたところ、向かいの部屋から出て来てドアを抑えて侵入してきた男2人に襲われた。山口さんは顔を掴まれ、マンションエレベーターから別の住人男性が降りて来るまで、犯人らに山口さんは抵抗し続けた(第三者委員会認定の暴行態様)。 襲撃犯達は、メンバーが以前住んでいた、山口さん宅の向かいの部屋から出て来た。その向かいの部屋が、かつてメンバーが住んでいた部屋であった事や、犯人達が別のメンバーに何かを言われた事が凶行の契機であった事をほのめかした事から、のちにメンバーの関与有無・関与態様が問題となる。

「該当する向かいの部屋には別のメンバーが住んでいた事がある」までは、議論の余地の無い事実である。ラジオ番組でも山口さんが、向かいの部屋のメンバーに誕生日プレゼントを持って行った出来事を2017年10月28日に語っており(ラジオ番組:2017.10.28、PORT DE NGTには該当するメンバーも出演していた)、メンバーにもファンにも広く知られていた。論点となっているのは「事件当時、向かいの部屋は誰名義で、誰が利用していたか、そしてその管理は該当メンバーが主体だったのか、運営が主体だったのか」である。

「メンバーが住んでいた向かいの部屋を、暴行犯達がどのように利用する事ができたのかについては、元不動産会社社員が詳細な論考を加えており、「メンバーの部屋で、犯人は当日メンバーの部屋に遊びにきていた」「メンバーか運営からその部屋が空くことを聞いて入れ替わりで犯人が入居した」のどちらかでは無いかと推察している(2019年2月3日の記事2019年2月11日の記事)。

「メンバーが住んでいた事のある(までは確実な事実であるが、事件当時の名義・利用態様は不明)向かいの部屋から出て来た犯人が、他メンバーに山口さんの家に行けとそそめかされた事を匂わせた」事から、山口さんは「大ごとにしたくない」と考え、21時15分頃に電話をして駆けつけてもらった友人であり仲間であるメンバー(2020年9月現在芸能界を引退している)と共に、犯人達の話を公園で聞き、犯人との会話を録音した。そこにはスタッフ、そして間もなく警察官も駆けつけた。この時の録音は2019年9月7日に週刊文春が公開したが、なぜか犯人の言い分に寄り添うスタッフの言動に対して疑問と怒りの声が集まり炎上した(暴行犯に寄り添う、NGT48の厄介なスタッフ)。

向かいの部屋の住人であったメンバーは第三者委員会報告書では「B」と表記された。Bは警察で事情聴取されたが共犯とはされず、検察に送致されず、Bは事件への関与をツイッターで否定した。なお、暴行犯達がで名前を出したCも、警察で事情聴取されたが検察に送致されず、Cも事件への関与をツイッターで否定した。第三者委員会報告書はBとCにつき「本件事件に関与していることを示す証拠を確認することはできなかった。」としている。(第三者委員会報告書全文(テキスト形式))。

日付をまたいで12月9日付で、犯人達は新潟警察署で暴行の被疑事実で逮捕された(報告書とマイナビニュース)。この暴行犯達は「厄介」と呼ばれるクラスタに属し、後々まで「厄介」が事件のキーワードとなった(詳細は厄介を参照)。

なお、同月9日(事件翌日)の夜、中井りかさんと山口真帆さんがツイッター上で和気あいあいと会話している事から、中井りかさんが事件に関与していたとは考えられない。
(この時の会話を含む詳細な検証は「中井りかさんと山口真帆さんについて」を参照)
なのに何故か翌年1月の事件露見後、文春は中井さんを「黒幕」などと報じ、極めて悪質なミスリードを行った。

同月28日、暴行犯達が新潟地検により不起訴処分となり釈放された(当初報道されず、事件露見後にこの日付が報道された)。
女性が自宅玄関で襲われても「不起訴に成り得る」という法律・司法制度の問題が露呈する事件でもあった。これは後日議論を呼ぶ事になる(法律資料集)。

事件発生1か月後、山口真帆さん、ネットで告発

2019年1月8日に、仲間の長谷川玲奈さんが3、4日ぶりに帰宅した際、何故か部屋が暖かかったという不審な事象が起きた)。

2019年1月8日〜9日未明にかけて、仲間も危険な目に遭う事を危惧した山口さんが、SHOWROOMとツイッターを使用してネットに事件を告発。

山口真帆さんは決して「いきなり直情的に告発した」のではない。
事件発生から告発まで1ヶ月、運営の対処を待っていたが、長谷川さんが危険な目に遭いかけた日に、仲間のためにも告発をしたと思われる。
上記告発意図は、長谷川さんを名指ししてはいないが、山口真帆さんが(「本当のこと言わないと何も解決しないし、私とまた同じ目に遭う人がいるのに……結局この一カ月待ったけど、(運営は)何も対処してくれなくて」)と述べ、メディアも報道している事から推認できる(wezzy2019.01.09 16:25)。

NGT劇場支配人(当時)今村悦朗は「クリーンなNGTにする」「悪いことしているやつらを解雇する」と山口さんに言ったが、その後1カ月間、何も対処しなかったとも、山口さんは述べている(山口さんツイートおよびガジェット通信(2019/01/09))。

被害者がステージで謝罪させられる

2019年1月10日、山口さんは夕の公演に一部出演、なぜか山口さんが運営からステージにおける謝罪を強要された。(当時の報道・ツイート
同日、即座に、元NGTキャプテンの北原里英さんが「あなたは謝るべきではありません!謝らないで。悪いことしてないです。本当に!頭を下げるのは間違ってます!わたしが悔しい」等とツイート(画像形式・モデルプレス記事)。※2018年4月までキャプテンを務めた北原さんの発信は、説得力を伴って受け止められた。北原さんの発信は後述するタイ語メディアも報じている。

8日の告発時にも既にネットには小さく無い反響があったが、この「10日のステージ謝罪強要」が、NGT48・AKSの大炎上を呼んだ決定的なきっかけである。

日本はもとより海外まで「ニッポン、ニイガタの女性ポップスターが、襲撃され、謝罪した」と大きな驚きをもって報じられ、その報道には「ステージ上で謝罪する被害女性」の写真が使われた。まさに「新潟の恥」「日本の恥」であった(デイリーメールビルボードTIMECNNインドネシア語メディアスペイン語メディアタイ語メディアドイツ語メディアフランス語メディアベトナム語メディアロシア語メディアほか、計15言語)。

運営の箝口令と「沈黙」

以後、2020年に至るまで、運営は悪手を繰り返す。
まず、被害者と碌に話し合いを持たなかった。
新潟県と新潟市には「顔をつかまれたというわけではないが」と虚偽説明(善意にとっても被害者の証言を無視した説明)を行っていた(この件は山口さんが3月22日の記者会見で指摘していたが、翌年行われた行政文書・情報公開によって、山口さんの指摘が正しかった事が明らかになった)。

運営はNGT48メンバーには箝口令を布いた(その存在は山田野絵さんがおそらくうっかりツイートしたが、他にも触れたメンバーも居た:まとめ)。2019年4月21日まで、「山口真帆」「まほほん」といった単語自体が、僅かな例外(中井りかさんと小熊倫実さんの僅かな発信)を除き、メンバーの発信から消え、「男2人に襲われたメンバーの事を心配しない、もしくは心配する事が許されないNGT48」という異様な姿を呈した(メンバーの言動集)。

謝罪強要ステージから、2019年1月24日頃まで、山口真帆さんのネット上での挙動がなくなり、上記の箝口令のためメンバーからの山口さんの情報も消えたため、山口さんの動静が分からなくなった。
そのため「山口さんは無事なのか」とネットでは大いに心配された(当時、安否を気遣う人たちのツイート集)。同月25日に山口真帆さんがツイッターで「いいね」を付けた事で、「(メンタルはともかく、フィジカルは)御無事らしい」と、少し安心されたほどであった。
こうしたファンの心配と不安に対し、AKSは一切応える事は無かった。

2019年1月14日、AKSはウェブサイト上の「ご報告」において(魚拓)「第三者委員会を設置して対処する」としたが、設置も大幅に遅れた。11日後の1月23日(水)に「週明けに発足」としていたが、実際の設置は2月1日(金)。
1月14日にはAKSは「弁護士や有識者等の専門家による第三者委員会」としていたが、結局委員は弁護士3人だけで構成される事となった。

この時、取締役松村匠は、「今後、違法ではないものの、メンバーとして不適切な言動がなかったか、今回の件の真相究明のため、弁護士や有識者等の専門家による第三者委員会による調査を実施いたします。」とした。

2019年2月4日、山口真帆さん、菅原りこさん、長谷川玲奈さん、村雲さんのSNSプロフィール欄から、「NGT48」の表記が消えて居る事が、マスコミで報じられた(オリコン記事)。この事から、4人は何らかの形で連携していると、広く推察された(明確に山口さんが「他の3人が寄り添ってくれた」旨を公表したのは、同年4月の卒業発表時)。

第三者委員会報告書説明会

2019年3月22日、NGTの運営会社であるAKSが集めた第三者委員会の報告書を受けたAKSの対応を、AKS取締役松村匠が記者会見で発表した。この記者会見はAKSからは厳密には「説明会」と称された。
第三者委員会の委員たる弁護士が出席せず、運営側が「第三者委員会報告書」を発表した事に、「第三者委員会として異常」と多数の弁護士達から批判を浴びた(例:久保利英明弁護士からの批判等)。

松村匠は、「私的領域でのファンでのつながりは会社としては特定のファンを優遇する行為として不適切」としつつも、「私的なファンとのつながりということは道端であいさつ(中略)もその範疇に含まれて(中略)線引きが非常に難しい」とし、「今までNGT48内での私的領域でのファンとのつながりを含め、メンバー同士の誹謗中傷などの風紀の乱れ全般において、今回は不問」「私的領域でのファンとのつながりを含め、風紀の乱れ全般は今回は不問にいたします。」とした(記者会見書き起こし全文)。

松村はメンバーの事件への関与を否定したが、「私的領域でのつながり」「メンバー同士の誹謗中傷」「風紀の乱れ」を認めた上で「今回は不問」とした。
1月にはAKSは「違法ではないものの、メンバーとして不適切な言動がなかったか」も問うための第三者委員会としていたが、「違法では無い」事まで「不適切な言動」の要求水準を下げた上で、残りの問題は「不問」という結論を出した。

記者会見進行中、山口さんは5回ツイートを行い、会見場に波紋を呼んだ。松村匠にステージでの謝罪を強要された(2019年1月8日)こと、「報告書に記載もないのに繋がりには挨拶も含まれるというのは勝手な解釈です」等と指摘。実際に「挨拶」という言葉が報告書に無かった報告書全文)事もあり、記者会見は長時間に亘り紛糾した(山口さんのツイート内容)。

マスコミ記者達も予定時間を大幅に超えて大量の質問を浴びせ、犯人グループとの交際を認めたとされるメンバー(但し名指しは避けた)についても厳しく追及。松村は袋叩きの恰好となった。(3月22日、AKSを問い詰め追い詰めたマスコミ記者達

※なお、本ウィキ管理人は、「調査の甘さと不足」「委員が記者会見を行わなかった(同席もしなかった)」問題点は認識しつつ、報告書は重視している。それは弁護士3人が責任を持って書いた内容には、「不足」はあっても「虚偽」「無根拠・無責任な記述は無い」と判断しているからである。詳細は管理人ブログAKS第三者委員会報告書が「使える」理由を参照。

まほりこぽん、卒業

2019年4月21日、チームG千秋楽公演で、山口さん、および山口さんと行動を共にした長谷川玲奈さん、菅原りこさんが、卒業を発表した。
山口さん、長谷川さん、菅原さんが所属し、彼女達が大事にして来たチームGの最後の公演、千秋楽での発表だった。

山口真帆さんの卒業発表より
>「事件のことを発信した際、社長には「不起訴になったことで事件じゃないということだ」と言われ、そして今は会社を攻撃する加害者だとまで言われていますが、ただメンバーを守りたい、真面目に活動したい、健全なアイドル活動ができる場所であってほしかっただけで、何をしても不問なこのグループに、もうここには私がアイドルをできる居場所はなくなってしまいました。」NGT48山口真帆、卒業発表「このグループに変わってほしかった」【コメント全文】

事件被害者とその仲間が卒業に追い込まれるという前代未聞の展開。

そもそも運営が同月11日に「現行のチーム制度を廃止する」と発表した時点で、チーム廃止が事件の解決に何の意味があるのかといった批判が巻き起こっていた(NGT48のチーム制度廃止にファン困惑「意味あるの?」(エンタメRBB 2019年4月11日))。
山口真帆さんはチームGの副キャプテンであったが、その職を剥奪するとファンからの反発必至とみた運営が、チーム自体を潰したのではないかとの推測も呼んだ(「NGT48チームG解散=山口真帆さんの副キャプテン職の剥奪」という怒りの指摘(トゥギャッター2019年4月13日))。

同日から翌日にかけて(一部メンバーは5月に)、山口さん、長谷川さん、菅原さんに対してツイート・フォトログで惜別のメッセージを発したメンバーが相次いだ。
研究生は常用の発信媒体が無かったため、その発信は正規メンバーに限られたが、正規メンバーの約3分の2はメッセージを発し、「暴行被害者に本当は寄り添いたかった」メンバーが思われていたより多かった事を示した。良い諸言動については当サイト内でNGT48の安心安全7と、その他のメンバー達に詳述している。

上記諸言動は事実上の「箝口令破り」であった。2019年6月以降、再び山口さん達へのメッセージは発せられなくなった。締め付けが強化されたと見るのが妥当である。

2019年5月18日、山口さんと行動を共にした長谷川さん、菅原さんの卒業公演である「太陽は何度でも公演」が開催された(【卒業あいさつ全文】山口真帆&菅原りこ&長谷川玲奈が卒業公演 ファンに笑顔で別れ(oricon 2019-05-18))。
運営から弾圧される危険も覚悟で太陽は何度でも公演にゲスト出演した7名は「安心安全7」と呼ばれる。
公演名は秋元康が作詞した新曲「太陽は何度でも」に由来する。「秋元康が、事実上、グループを追放されるメンバー達のために作詞した」のは、前例が無い。
秋元康が3人のために作詞をした事は一定の評価を得たが、秋元の一貫した事件に対する沈黙に対する批判も根強く残っている(詳細は用語集項目「秋元康」を参照)。
3人は5月19日付でNGT48での活動を終了。

卒業後、山口真帆さんは研音へ移り(5月25日)、女優・モデルとして活躍中。
長谷川玲奈さんはクロコダイルへ移り、声優として活躍中。
菅原りこさんはエイベックスへ移り、舞台デビューを果たした。

この時、ネットでは一瞬、「三人がこれから活躍するのなら」と、NGT運営を批判する声が静まった時期があった。しかしながら後述する山口さんへのネガキャンが起こり、これがNGT運営批判が長期化する原因となった。

被害者山口さんへの中傷ネガキャン〜ほぼ終息まで

2019年6月から10月にかけて、山口真帆さんが研音に所属し女優として再スタートをする中、一部マスコミ(文春、スポニチ等)と、「山口にNGTを壊された」と感じるアンチ山口アカウント群が、被害者山口さんに対する誹謗中傷を行った(後者によるものは2020年11月現在も継続中)。後述する「茶番訴訟」とも評される民事裁判も、その一環にあった。

2019年10月30日、スポニチが「山口真帆と暴行犯がつながっていた証拠」として写真を掲載。これに山口さんは数か月ぶりにツイッターでの反論を簡潔に(3ツイート)行う。
スポニチが報じた写真は、「写メ会」と呼ばれる、ファンとアイドルがツーショットを撮る事ができ、ポーズもファンが(良識の範囲内で)自由にアイドルに要求する事ができるイベント時のものであった。

これに対し「それならば僕も(私も)アイドルとつながっていた事になる笑」と、多くのファンが自分達のアイドルとの写メ会写真を大量にアップし「写メ会自慢大会」がツイッターで沢山投稿され(中には山口さんとの写メ会写真も多く含まれていた)、スポニチは爆笑と共に大炎上した。
あまりにも間抜け、かつ悪質なデマであった(記事)。
このデマ写真が「証拠能力はある」と一部で言われた事については、【証拠能力】と【証明力】の違いについての弁護士深井剛志先生による解説を参照。

「出たらどうする」と匂わされていた「山口さんと暴行犯のつながりの証拠」が、この写メ会写真デマ一発であった事で、「暴行犯と山口さんのつながり説」は、陰謀論を除き消滅した。山口さんの効果的な反論と、ネット上での爆笑炎上反応もあり、マスコミにおけるまとまったアンチ山口キャンペーンとしては、これが最後となった。
だが、「人望民」と呼ばれる、NGT48ファンの一部過激派は、未だに山口真帆さんへのネガキャンと陰謀論の流布と歴史捏造に努めている。詳細は「人望民」を参照。

NGT事件再発、中井りかさんつきまとわれ事件

2020年1月26日、中井りかさんが駅で「大学生くらいの男性達に、週刊誌の名前を挙げながらつきまとわれた」事件が発生。
この時、中井りかさんは事件の発生をツイート。「でなんでTwitterに書くかというと、マネージャーに連絡しても何も返ってこないからです」と述べていた(NGT中井りかさん、複数の若い男性からつきまといを受ける。運営が対処した形跡無し。)。

その後、中井りかさんは相当運営から叱責されたようで、青い顔でSHOWROOMを行っていた。その時に中井さんに寄り添っていたのはユニット「あぶこな」を組んでいる中村歩加さんである。
本事件のポイントとして4つ挙げられる。
  • 「NGT事件」は再発した。
  • NGT48は、依然不良グループに狙われている。
  • 第三者委員会で勧告されていた、不審者情報の緊急連絡網も、整備されていない。
  • 被害を明らかにした被害者を叱責する体質が、1年以上経っても全く変わっていない。
中井りかさんと山口真帆さんの関係の詳細については、中井りかさんと山口真帆さんについてを参照。

追い出された3人の活躍と、茶番民事訴訟の終結

  • 2019年9月4日開始の『札幌乙女ごはん。』第3弾(北海道文化放送)で、長谷川玲奈さん、テレビアニメ声優デビュー。以後も長谷川さんは順調に声優として活躍している。
  • 2020年1月9日、山口真帆さんと共にNGTを卒業し、エイベックスに所属していた菅原りこさん、初舞台。(RBB TODAY記事
  • 2020年1月12日、山口真帆さん、研音女優としてテレビドラマ初出演(オリコン記事)。さらに美容関係に活躍の場を広げている(まほほんコスメ)。

2020年4月8日に、2019年5月からAKSが暴行犯を訴えて居た民事訴訟が、「AKSと暴行犯が和解」という結末を迎えた。
2019年5月の提訴から「和解」まで、AKSとマスコミは、「民事訴訟の報道」という形で山口真帆さんに悪印象を付けようと、執拗なネガキャンを行った。
この民事裁判に山口真帆さんは被告(暴行犯)からも原告(AKS)からも呼ばれず、山口さんが証言する機会は無かった。原則として民事裁判では原告と被告のいずれかが招かなければ、「第三者」は証言する事はできないが、その事を知らない(あるいは知ってて)アンチが「山口は裁判に出て来ない」と嫌がらせの非難を行った。
暴行事件に絡む民事裁判に、暴行被害者が参加できないという奇妙かつ異例の裁判は、民事裁判では原告も被告も、嘘をついても偽証罪に問われないというシステムを利用して、原告と被告の言い分がさも信用出来るものであるかのようにマスコミに流される場、山口さんに対するネガキャンの場として機能した。

「AKSと暴行犯は、山口さんの言い分が間違っていると確認する」和解で、終結。被害者ではなく、暴行犯と見解を一致させた芸能事務所AKS
なお民事裁判での和解は、原告と被告の間での確認にとどまり、第三者(この場合山口真帆さん)の権利を侵害する事はできない。また裁判所も(構造的に制度的に)暴行にかかる事実認定をしていない(できない)。
どこまでも被害者を痛めつけるAKS(現ヴァーナロッサム)であった。この裁判は「茶番」と呼ばれている。

新会社、茶番である「民事裁判が全て」と発表

2020年7月21日、NGT48が新潟市のNGT48劇場で、「今後の活動に関する発表会」を開催。その場でNGT48の運営会社である株式会社Floraの社長岡田剛は「4月8日に(加害男性との)民事裁判で和解が成立しており、そこに出ていることがすべてだと思っています」と言明(デイリースポーツ)。「被害者である山口真帆さんに発言機会すら無かった裁判で、被害者山口さんを追放したAKS(ヴァーナロッサム)と、暴行犯達が、勝手に両者で作り上げた和解が全て」という見解を、FloraがAKS・ヴァーナロッサムから継承する事を岡田社長が明らかにした。

岡田社長は、被害者山口さんに「申し訳ない気持ちでおります」とも述べているが、「山口さんに言い分を述べる機会が無かった裁判が全て」としつつ、山口さんに何を申し訳なく思っているのかは謎である。
一方で、NGT48現メンバーへの誹謗中傷には厳しく臨む事も公表。暴行事件被害者は守らず言い分も聞かず、ネットでの誹謗中傷には本腰を入れるという、比重に疑問のある態度をとっている。
この際、岡田社長は「隠蔽体質からの脱却」も掲げたが、逆説的にそれまでの体制は隠蔽体質であった事を認めた(デイリースポーツ)。ただし、従前の会社が何を隠蔽していたのかは明らかにしていない。

弁護士の先生方の考察・動画

不起訴処分について

民事裁判での謎な和解について

会社は山口真帆さんの権利を勝手に処分できない
  • >他人の権利を勝手に処分することはできません。会社が従業員の権利を無視して勝手に第三者と和解などしても、従業員の権利が消えることはありません。
原告や被告が要請しなければ、第三者は証人として参加できない
「山口真帆はなぜ裁判に現れないのか」といった無知を伴う誹謗中傷が一部から起きたが、原告・被告のどちらかが証人として呼ばなければ、山口真帆さん(第三者)は訴訟で発言できない。 そして、被害者である山口真帆さんは、この裁判には一度も呼ばれず、言い分を述べる機会すら与えられなかった。
「民事の和解で真相が明らかに」などならない
  • 弁護士 深井剛志先生による「和解」解説(午後3:21 2020年4月8日)(午後5:16 2020年7月22日
    • >実質的な当事者が不在の裁判で、その当事者を貶めるような主張がなされているにも関わらず、その部分についての尋問や裁判所の事実認定もなしに和解で裁判を終了させたのに、「真実に近づけた」などの評価は非常に違和感があります。
    • >和解は一種の契約であり、今後の権利義務関係を新たに作出するものです。過去の事実関係の存否を確認することは普通はなく、仮にあっても両者の合意※に過ぎず、恣意的に操作ができます。ですので、「和解で出ていること」で過去の事件の真相が明らかになっているなどということは、ありえないものです。
  • 弁護士 師子角允彬先生によるブログ:和解内容の評価(NGT裁判)
    • >結論から申し上げると、予想したとおり、AKS側の敗訴に近い和解だと思います。
    • 本人不在のところで、このような合意を形成し、それを外部に吹聴することに違和感を持つ人は、少なくないのではないかと思います。
  • 弁護士 高橋裕樹先生によるYOUTUBE動画解説(2020/04/19):【何のための裁判だったのか】違和感ばかりのNGT暴行損害賠償請求裁判 そのポイントと理由を弁護士が徹底解説!!

7件以上未解決のNGT事件

  • 広義にNGT事件と呼べるもののうち、最低でも7件以上の未解決事件がある。
    • 2020年1月28日には、中井りかさんが深夜に複数の若い男達につきまとわれる事件が発生している。
      • この時、スタッフは中井さんからの連絡にも応じておらず、山口真帆さんの事件から1年あまり経ってもなお、NGTの警備体制が全く改善されていない事が露呈した。
      • NGT運営には学習能力が無いのかと言われても仕方ない。(中井りかさんつきまとわれ事件
    • 他6件の詳細はNGT事件(広義)一覧を参照
  • AKBG、坂道における、暴力・ストーカー事件一覧も参照。

サイトマップ

資料

ほか

本サイトの目的・方針

概容

目的NGT事件につき「確度の高い、表面的な出来事の時系列を整理」し、「山口真帆さんの名誉を毀損するような過去の歪曲を防止すること、NGT48の課題を示し安全管理の改善を促すこと、NGT48メンバーへの不当な制裁・過剰制裁を止めること、司法制度・行政機関の課題を考究すること」が目的です。
目的ではないもの必ずしも「真相究明」が目的ではありません。
重要方針上記方針から必然的に、暴行犯と「つながり」が問題にされたNGTメンバーへの追及は、極小とします。
  • 当サイトは、報道や第三者委員会報告書・公開行政文書等で明らかになった範囲において可能な、運営(当時の運営)に対する批判的姿勢は、隠していません。
  • 2020年5月27日、NGT48とHKT48の両運営を統括する新しい持株会社「Sproot」(スプルート)の設立が発表されました。本サイトにおいて断りなく「運営」とだけ記述している場合、このSproot社ではなく、【2020年5月26日までの、AKS、ヴァーナロッサム、NGT48の現場で運営に従事していた人々】を指します。(スプルート社設立にかかる報道はこちら
  • 姿勢
    • 少なくない現役メンバーの良い言動を拾う事もしますし、現NGT48メンバー個々人のうち約8割に対しては必ずしも批判的ではありませんが、旧運営AKSにはほぼ批判一色です。
    • 2020年4月以降の新運営に姿勢の改善が見られるかどうかは、最低でも1年は見る必要があり、NGT48をグループとしては(最短でも2021年3月までは)応援出来ないというのが当サイトの立場です。

詳細

  • NGT事件につき「確度の高い、表面的な出来事の時系列を整理」し、「山口真帆さんの名誉を毀損するような過去の歪曲を防止すること、NGT48の課題を示し安全管理の改善を促すこと、NGT48メンバーへの不当な制裁・過剰制裁を止めること、司法制度・行政機関の課題を考究すること」が目的です。
    • マスコミ情報でクロスチェックできる情報、山口さんやメンバー達のツイッターでの直接的発信、第三者委員会報告書など、確度の高い情報だけを採用。
    • 「匿名掲示板にだけリークされたような不確かな情報(例:芸能事務所の誰々が動いてこうしているらしいです、等)」は、採用しません。
    • 本「NGT事件史」サイトで、「トゥギャッターまとめ」がリンク先として提示されている場合、そのリンク先に確度の高い情報がアップされています。
    • 「マスコミ情報で裏が取れるもの」「マスコミは取り上げなかったが、本人が自分で発信している(例:AKB元支配人のツイート等)」は、情報として参考にします。
      • 暴行犯のツイート等発信は情報として採用しません。
      • AKB元支配人のツイートと、暴行犯のツイート等発信では、信用に当然差があります。後者は取るに値しないものです。
  • 必ずしも「真相究明」が目的ではありません。
    • 捜査機関でも無い当wiki作成者が、探れる事には限界があります。
    • 事件の性格上、推測をゼロにする事は難しいですが、過度な推測・憶測は、名誉毀損に該当する虞が当然発生します。
    • 目的である「明らかなデマ・ガセを防ぐため」に、高度な捜査は必ずしも必要ありません。公開情報を並べるだけで目的はほぼ達成できます。
    • 何が確度が高い情報か、を整理する中で、見えてくる「真相」もあるかもしれませんが、それはあくまで結果であって、最初から「探る」事は目的としません。
    • 但し、「行政文書公開」「不動産取引の一般論」といった、確度の高い情報や、専門知識に裏打ちされた一般論は、本まとめにおける「確度の高い情報の蓄積」という目的に沿うものとして、リンクを張るなどして利用させて頂きます。
    • ※wiki作成者は自宅玄関で女性を襲撃した暴行犯2人を不起訴処分にしてしまった新潟地検の姿勢に疑問を持つと共に、起訴便宜主義・起訴独占主義のシステムへの疑問を持っています。
  • 上記方針から必然的に、暴行犯と「つながり」が問題にされたNGTメンバーへの追及は、極小とします。
    • 原則として第三者委員会報告書において用いられた表記「ABC」を用います。
    • 例外として、「本人が関与を否定した事を、マスコミが実名報道した」「疑われているメンバーが自分でツイートし、関与を否定した」場合においては、「(実名)は、関与を否定した」等と記述します(実名表記の僅かな例外となります)。
    • 「BCが何をしたかを追及する」事はしません。
      • 捜査機関でも無い限り不可能ですし、私刑を管理人は否定します。特にBCは2020年9月現在、既に社会的制裁を相当受けており、これ以上の制裁を必要と判断するだけの合理的・道義的根拠がありません。
      • 但し、報道において言われるような「BCは暴行犯と何らかの『つながり』があったであろう」までは(管理人も同様に考えており)、報道内容に準拠する限りにおいては、これを記述します。しかしながら具体的に「どのような、どの程度のつながり」があったか、「事件について知ってたか、関与していたか」については、「かくかくしかじかと●●で報道された」以上には踏み込みません。
      • 「BやCは関与を否定している」などとする報道、第三者委員会がBCの事件への関与に否定的である事も公平に紹介します。
      • 管理人は、BCについては「あれこれはやったが、これこれはやっていない」と言うような弁明と禊の機会が必要と考えています。
      • また管理人は、BCに、「運営から何かを推奨され、それが事件に繋がってしまった」といった背景が仮にあった場合、BCも運営の被害者であるとも言える可能性も考慮しており、その事もBCへの過剰制裁を避けようとする動機となっています。
    • 報道や第三者委員会報告書・公開行政文書等で明らかになった範囲における運営(当時)に対する批判的姿勢を隠してはいません。
      • 本サイトにおいて断りなく「運営」とだけ記述している場合、Sproot社ではなく、【2020年5月26日までの、AKS、ヴァーナロッサム、NGT48の現場で運営に従事していた人々】を指します。
      • 大人であり「上司」である運営側には、より大きな責任があります。
      • 個人の人権に対する配慮がされ続けているBCに比べて、運営については報道・報告書・行政文書等において、「誰が何をしたか」が比較的明確です。
  • (付属方針)敬称・敬語については敢えて統一方針を設けていません。
    • 敬称「さん」「氏」をつけている時には管理人の思い入れや感情を反映していると見て差し支えありません。
    • 敬称が無い場合、必ずしも嫌いだから、ではなく、単に「そこまでよく知らない方だから、普通に芸能人に言及する時と同じように、敬称を抜いている」場合が多々あります。
      • 「詳しく知らない・思い入れがそこまでは無い芸能人」に、敬称は付けない事が多いでしょう。管理人にとっての例:タモリ、明石家さんま
      • 好意的である(高く評価させて頂いている)のに、本サイトであえて「さん」付けはしていないこともある例:指原莉乃
    • 敬語を使うか否かについても、あえて統一していません。

この事件では誰が悪いのか

「つながりメンバー」が話題になり易いのですが、「誰が悪いか」の順序をまずしっかり確認したいと思います。
  • 1、暴行犯達(甲乙丙)。
  • 2、暴行犯達を不起訴処分にした、新潟地検、もしくは不起訴処分制度と起訴便宜主義というシステム。
  • 3、適切な対処をしなかった運営。
  • 4、暴行犯とつながり犯罪の素地に寄与したメンバー達。
3と4が話題になり易いのですが、1と2の方が刑事事件と言う観点では悪い。
「4」が、「実際は法律上の教唆に該当する行為をしていた」なら、4が1と2の間に来る訳ですが、その線は薄い。
また、4の行為が運営の推奨によるものだったら、4の責任は小さくなります。
1が一番悪い。
2(新潟地検、もしくはそのシステム)もかなり悪い。ここで起訴出来てたら刑事訴訟で色々解決出来ていたのですから。

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